DataView について

DataView は、必要なデータのセットを素早く簡単に照会するために作成できる、高度なデータグリッドです。基本的な DataView の表示は、Excel スプレッドシートと同じです。つまりカラム(列)にデータを表示します。

さまざまな機能がありますが、主なものは以下のとおりです。

  • DataView を使用して、データとサマリの特殊なグループを作成します。必要に応じて、照会後フィルタを作成します。
  • 2 つのレベルのデータからデータをマージし、1 つのレコードとして表示します。
  • さまざまなソースから返されたデータを使用して、計算式および計算結果サマリを含む独自のカスタムカラムを作成します。
  • 右クリックコンテキストメニューで [詳細] をクリックして、関連データ保守フォームに移動します。

DataView ソースおよび区分  

DataView は、さまざまなソースからデータを取り込むことができます。取り込まれたデータは、以下の 4 種類の DataView 表示(あるいは DataView 的表示)のいずれかで表示されます。

  • フォーム DataView は、データを表示するフォームから作成できます。
    • これらの DataView は、ツールバーの [DataView] ボタンをクリックして起動します。
    • これらの DataView は、フォームがデータソースです。
    • データが、フォームで表示される前にフィルタ処理されるか、カスタムロードメソッドでロードされるかは問題ではありません。ただし、ユーザが Dataview で表示できるのは、そのユーザがフォームでアクセスできるデータのみであることに注意してください。
    • ユーザは、DataView のレイアウトを操作することで、フォームでは不可能な方法でフォームデータを表示できます。
    • これらの DataView から作成したレイアウトを保存して、後で同じフォームからのデータに適用することができます。
  • 事前定義 DataView は、DataView 設定プロセスを使用して構成され、アクセス権のあるユーザのみが利用できます。
    • これらの DataView は一般的に、 [DataView] フォームから起動されます。
    • これらは、フォーム DataView よりも多くの設定が必要となります( [DataView の設定] フォームを使用)。
    • 事前定義 DataView では、フォーム DataView よりも、どの IDO にアクセスするか、およびどのプロパティを表示するかについて、より自由に制御できます。
    • [DataView 設定] フォームで設定する権限により、どのユーザがどの DataView を表示できるかが制御されます。
    • 事前定義 DataView は、フォームに組み込むことができます。これは、設計モードでツールボックスから DataView コンポーネントを実装することで行えます。
  • クリティカル数ドリルダウンは、クリティカル数の構成についての詳細を提供する特殊 DataView です。
  • ドリルダウンは、クリティカル数のフォームまたはゲージをダブルクリックすることで起動します。
  • ドリルダウンは、具体的にどのプロパティが表示されるかを制御します。
  • これらのドリルダウンは、クリティカル数のライセンスおよびプロビジョンから権限を継承します。
  • これらには、その他の DataView と同じレイアウト機能があります。
  • ドリルダウンは、 [ドリルダウン設定] フォームを使用して構成します。
  • IDO コレクションソース、ストアドプロシージャソースの両方がサポートされています。
  • クリティカル数フォームで使用する場合、目標および警告(Alert)では行の色分けがサポートされます。
  • DataSearch は、事前定義データソースでの特定の値の検索を可能にする、特殊検索です。
    • DataSearch は、[DataSearch] ツールバーボタンをクリックするか、 [DataSearch] フォームを開くことで、起動できます。
    • 検索結果は DataView 的な外観で表示されます。
    • ただし、一般的な DataView 表示と比べ、DataSearch 表示は、より制限されたものとなっています。基本的に、データレコードの展開およびカラムの再配置だけを行うことができます。
    • DataSearch に使用するデータのソースは、 [DataSearch ソース設定] フォームで定義します。このフォームでは、検索されるプロパティや、どのユーザまたはグループが、どのデータソースを表示できるかを制御することができます。

DataView 結果

データが DataView 照会から返されると、結果は一般的に、適切な DataView 結果フォーム上の基本グリッドに表示されます。実行した DataView 照会の種類にもよりますが、データの再編成、および表示するデータの決定が行えます。また、結果に対して、素早いオンザフライレポートの印刷、スプレッドシートへのデータのエクスポートなどができます。

DataView 結果について」を参照してください。

DataView レイアウト

DataView に含まれているデータを管理し、わかりやすく見せるために、レイアウトを作成することができます。レイアウトを使用することで、データを表示するたびにグループ化や並べ替えを行う必要がなくなります。

これらのレイアウトは、さまざまなオプションを使用することで作成できます。以下の操作を実行できます。

  • カラムの再配置、順序変更、サイズ変更
  • データのグループ化の定義
  • 「オンザフライ」計算を含めることもできる、カスタムカラムの作成
  • 選択したカラムの表示と非表示
  • 異なるレベルのデータのマージ
  • サマリの定義

希望どおりの DataView レイアウトができたら、それを今後の使用と参考のために保存することができます。これらのレイアウトを使用することで、独自のカスタムレポートを作成することも可能です。

フォームのカスタマイズと同様、DataView では、ユーザレベル、グループレベル、およびサイトレベルでのレイアウトがサポートされています。これらのレイアウトへのアクセスは、フィルタやユーザ権限の設定を使用して制御することも可能です。

DataView レイアウトについて」を参照してください。

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