DataSearch について

DataSearch 機能を使用することで、システム全体を対象にできるデータ検索の設定および実行が可能になります。例えば、全てのアプリケーションシステムにわたる検索を行い、「young」という文字列を含むレコードを返すように DataSearch を設定することができます。これらのレコードが、顧客レコード、オーダ、オーダ明細レコード、購買オーダレコード、または部品、およびバージョン番号レコードのうち、どこで見つかるかは、問題ではありません。

DataSearch ソース

DataSearch を実行できるようにするには、最低 1 つの DataSearch ソースを設定する必要があります。DataSearch ソースは、検索に使用される IDO コレクションを指定します。DataSearch に含める IDO プロパティを選択できます。また、プロパティが検索に含まれているかどうかに関係なく、DataSearch の結果の一部として表示する IDO プロパティを指定することもできます。

例えば、DataSearch ソースを設定して、顧客レコードの検索を行い、部品番号の接頭辞が「CP-」の自転車シートの受注を最近行った顧客を特定したいとします。  

この場合、DataSearch に、顧客名、住所、連絡先情報まで検索させたくはないでしょう。それだけ検索時間がかかるからです。ただ、その自転車シートを最近オーダした顧客すべてを、漏れなく抽出したいでしょう。  

「CP-」の接頭辞を含む部品番号のオーダを検索し、日付別でソートし、最近のオーダの顧客情報を取得するよう、DataSearch ソースを設定することが考えられます。

各 DataSearch ソースに含めることができるのは、だだ 1 つの IDO コレクションからのデータであることに注意してください。つまり、複数の IDO コレクションにわたる検索を行う場合は、複数の DataSearch ソースが必要になります。

DataSearch ソースセット

複数の関連付けられていないデータソースからのデータを含めたい場合、DataSearch セットを簡単に作成することができます。DataSearch ソースセットを使用することで、複数の DataSearch ソースを単一のセットにグループ化することができます。これにより、一度に全てを検索できます。

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