分析のしくみ
グローバル分析機能はシンプルかつ強力なツールです。この機能を使用して、さまざまなタイプのデータに分析コードを入力し、データを分類できます。SunSystems の レポートツールと照会ツールでこれらの分析コードを使用してデータを抽出、並べ替え、レポート出力することができます。
グローバル分析を使用することにより、静的データやさまざまなタイプの財務取引と受発注処理取引で SunSystems の多様な情報を分析できます。
最大で 100 種類の異なる分析タイプを定義することができ、これらは分析要素と呼ばれます。分析コードは、要素ごとに必要な数だけ定義できます。
選択した分析要素は、異なるタイプの分析データに割り当てることができます。各データタイプに分析要素を 10 個まで割り当てることができます。これらのデータタイプのいずれかを入力すると、システムによって適切な分析コードの入力を求められます。
たとえば、新しい顧客を定義するときには販売地域コードの入力が求められ、費用の仕訳を入力するときには従業員コードやコストセンターコードの入力が求められます。
より詳細な分析が必要な場合は拡張分析を使用できます (ライセンス登録されている場合)。オプションでユーザー定義可能な拡張フィールドを分析コードに追加することにより、分析コードに補足的な属性を使用できます。これにより、追加情報を、特定の静的データを表す分析コードに直接保存できます。
さらに、分析階層を作成して、要素に対する分析コードを論理的なグループに分割することもできます。これにより、レポートで使用するためのさらに優れた分析レベルが可能になります。階層のグループコードは柔軟性に富んでいるため、グループ内の分析コードは連続する番号の範囲に収まる必要はありません。
SunSystems の照会およびレポート機能では、分析コードを使用して情報を抽出したり出力できます。たとえば特定の費用科目の転記の際に従業員コードを入力した場合は、特定の従業員に関する転記をすべて抽出して、従業員の費用分析レポートを作成できます。