フォーム同期ユーティリティについて

フォームの同期ユーティリティは、カスタマイズしたフォームやグローバルオブジェクトの追跡および管理を支援します。各ユーティリティは、フィルタ条件によって指定したり、取得したオブジェクトを手動で選択したりした、カスタマイズのバッチで動作します。フィルタは、オブジェクト区分(フォーム、スクリプト、バリデータなど)、スコープ区分(サイト、グループ、ユーザ)、スコープ名(グループ名およびユーザ名)、オブジェクト名によって行えます。

これらのユーティリティでは、以下のことを行えます。

  • データベースからのカスタマイズの削除

    ソースコンフィグレーション(のみ)からカスタマイズが削除できます。

  • データベースにおいてカスタムオブジェクトリストの保存

    [フォームの同期] は、カスタムオブジェクトのコンマで区切られたリストを生成します。これは、スプレッドシートにインポートできます。行は、カスタマイズに関連した、オブジェクト名、区分、カスタマイズスコープ、グループ、ユーザ名を示します。リストは、カスタマイズしたオブジェクトのコピーまたはスクリプトを行う計画に役立ちます。新しい、購入先提供バージョンのアプリケーションとデータベースをシンクロナイズすることを計画するときにも貴重となります。

  • データベース間おけるカスタマイズのコピー。

    例えば、ソースコンフィグレーションにおいてテストフォームデータベースからオブジェクトを、ターゲットコンフィグレーションで展開されたフォームデータベースにコピーすることができます。フォームについては、ソースアプリケーションデータベースのアプリケーションライセンスレコードが、ターゲットアプリケーションデータベースにコピーできます。フォームやグローバルオブジェクトのベンダデフォルトバージョンは、コピーに影響を受けません。

  • カスタマイズ用に SQL スクリプトを生成します。

    スクリプティングカスタマイズは、ターゲット環境がソース環境から地理的に離れている場合や、環境が近くても、制限によって接続できない場合に便利な、カスタマイズコピーの代替方法です。オブジェクトの定義を含む SQL スクリプトを生成できます。スクリプトは、ソースやターゲット環境に接続することなく、オブジェクトをターゲットのデータベースにロードするために実行できます。

  • フォームデータベースからのデータのエクスポートやインポート

    [エクスポート] タブオプションにより、フォームおよびオブジェクトデータ(フォームデータベースのデータ)を XML ファイルにエクスポートできるようになります。[インポート] タブのオプションを使用することで、別のフォームデータベースにデータをインポートできます。

  • カスタムオブジェクトに「疑似コード」を生成します。

    この疑似コードは、カスタムオブジェクトの各種バージョンを比較する際に役立ちます。

  • 作成済で、現在ライセンス認証されていないフォームに「カスタムフォームライセンス」を生成します。
注:  [フォームの同期] を使用してオブジェクトの [サイト] や [グループ] バージョンを同期できます。これは、その他のカスタムバージョンと基本レベルバージョンとして機能します。
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