デフォルト同期について
多くのカスタマイズは自動的に統合されるため、後に編集時間が削減されるため同期のデフォルト設定をお勧めします。このトピックではデフォルトの同期処理について説明します。
フォーム
カスタマイズされたフォームを分析する際、フォームの同期では、これらの 3 つのバージョンを 3 つの方法で比較します。
- ターゲットコンフィグレーションにおけるカスタマイズ
- ターゲットコンフィグレーションにおける基準レベルバージョン
- ソースコンフィグレーションにおける基準レベルバージョン
分析中、フォームの同期はコンポーネントのデータソースや区分、フォームのキャプションまたはスクリプトなどのフォーム属性など、コンポーネント属性を検出します。
ソースにおける属性の基準レベルバージョンが以下の場合:
- ターゲットの基準レベルバージョンと同じ場合、フォームの同期はターゲットにおける属性のカスタマイズバージョンをユーザに告知することなく保持します。
- ターゲットの基準レベルバージョンと異なる場合、フォームの同期は以下を実行します:
- 基本属性へのカスタマイズに対しては、フォームの同期はターゲットのカスタマイズを通知することなく保持します。
- 重要属性へのカスタマイズに対しては、フォームの同期はカスタマイズをどう処理するかを通知します。そのまま保持することもできますが、ソースからの新しい基準レベルバージョンに置換することもできます。
注: 基本的なカスタマイズと大幅なカスタマイズの説明については、「WinStudio カスタマイズについて」を参照してください。 - 存在しない(ターゲットにフォームまたはコンポーネントが存在するが、ソースデータベースには存在しない場合)フォームの同期は新規フォームまたはターゲットデータベースのコンポーネントには変更を加えません。
フォームの同期、次にターゲットコンフィグレーションにおけるフォームの基準レベルバージョンを、ターゲットにおけるフォームの基準レベルバージョンをソースの基準バージョンに置き換えます。
グローバルオブジェクト
グローバルオブジェクトは、同期において、フォームではなくユニットとして取り扱われます。コンポーネント属性とフォーム属性に対する複数の仕様が統合されたプロセスで個別に処理されます。カスタマイズされたグローバルオブジェクトを処理するのは、次のオプションのみです。
- カスタマイズバージョンの保持
- ソースデータベースからの新しいバージョンと置換してカスタマイズされたバージョンを削除
ソースにおけるグローバルオブジェクトの基準レベルバージョンが以下の場合:
- ターゲットの基準レベルバージョンと同じ場合、フォームの同期はターゲットにおけるオブジェクトのカスタマイズバージョンをユーザに告知することなく保持します。
- ターゲットの基準レベルバージョンと異なる場合、フォームの同期はカスタマイズをどう処理するかを通知します。カスタマイズされたオブジェクトはそのまま保持することもできますが、ソースからの新しい基準レベルバージョンに置換することもできます。
- 存在しない(ターゲットにグローバルオブジェクトが存在するが、ソースデータベースには存在しない場合)フォームの同期は新規グローバルオブジェクトをターゲットデータベースで維持します。
フォームの同期、次にターゲットコンフィグレーションにおけるグローバルオブジェクトの基準レベルバージョンを、ターゲットにおけるフォームの基準レベルバージョンをソースの基準バージョンに置き換えます。
エクスプローラ
エクスプローラを同期する場合:
- フォームの同期により、ターゲットのマスタエクスプローラがソースのマスタエクスプローラに置き換えられます。
- フォームの同期は、ターゲットデータベースのエクスプローラ内のすべてのカスタマイズされたパブリックフォルダとマイフォルダフォルダを保持します。
全てのフォームフォルダはフォームデータベースから動的に作成されるため、システムは自動的にソースデータベースからの新規基準レベルフォームを反映します。