サイトおよびグループバージョンとの同期について
[フォームの同期] を使用して、エンドユーザのカスタマイズが改訂と同期されるよう[サイト]または[グループ]スコープ区分でカスタマイズされたフォームに改訂を展開できます。エンドユーザはカスタマイズフォームを戻すまたは再コードする必要がないため、このアプローチによってカスタマイズプロセスが簡素化されます。
改訂はカスタマイズされたグローバルオブジェクトに展開するだけです。
サイトまたはグループバージョンの同期は、購入先によって供給されたアプリケーションアップグレードにおける購入先バージョンの同期と同じ論理に従います。ソースコンフィグレーションには、[サイト]または[グループ]スコープ区分でカスタマイズされたフォームの改訂バージョンが含まれます。ターゲットコンフィグレーションには、改訂を受けられるためのカスタマイズされたバージョンが含まれています。開発者はソースの同期として機能する個別の開発環境でフォームを改訂することに注意してください。
サイトまたはグループのバージョンを同期するには、ベースレベルのスコープ区分を [同期オプション] ダイアログボックスのフィールドの [同期基準レベル] で指定し、[サイト] または [グループ] のいずれかを選択します。詳細は、このフィールドのヘルプを参照してください。
フォームと指定されたスコープ区分を持つグローバルオブジェクトは、購入先バージョンがアップグレードでベースレベルバージョンとして機能するのと同様、同期のベースレベルバージョンとして機能します。
指定されたスコープ区分を持つフォームの定義は、ターゲットコンフィグレージョンの同じスコープ区分を持つフォームに基づいてカスタマイズされたフォームと統合されます。ソースコンフィグレーションで指定されたスコープ区分を持つフォームは、ターゲットコンフィグレージョンの同じスコープ区分を持つフォームを置き換えます。
例:
サイト開発者の編集許可を持つ開発者が [DueNow] という名前のフォームをコンポーネントに追加します。開発者は、スコープ区分に[グループ]、およびスコープ名に [AccountsReceivabe] と指定します。
ユーザ ID JJones を持つ AccountsReceivable グループのメンバーがコンポーネントのキャプションを変更します。変更は[ユーザ]スコープ区分で、スコープ名は [JJones] です。
個別の開発環境において、開発者はフォームにイベントハンドラを追加します。
フォームの同期で、開発者は [グループ] を同期基準レベルとして、[DueNow] をフォーム名として、開発コンフィグレーションをソースコンフィグレーションとして、生産コンフィグレーションをターゲットコンフィグレーションとして指定します。開発者は次に 2 つのコンフィグレーションを同期します。
同期の後:
- フォームの JJones バージョンはカスタマイズされたキャプション を維持し、更に新規イベントハンドラを含みます。
- 改訂されたスコープ区分 [グループ] およびスコープ名 [AccountsReceivable] を持つ [DueNow] のバージョンは、ターゲットコンフィグレーションの同じスコープのフォームの最初のカスタマイズバージョンと置き換えられます。
- フォームの購入先バージョンには影響はありません。