同期について

WinStudio はフォームカスタマイズの開発ツールとして機能します。「フォームの同期」は、アプリケーションにアップグレードを適用する際に、カスタマイズの保存を助けるものです。アップグレード中のカスタマイズの処理プロセスは同期として参照されます。

注意:  有効な同期には、関与するプロセス、必要な準備、求められる同期のレベルと区分の理解が要求されます。同期タスクを実行する前に、少し時間をとり、これらの概念と実践について慣れておくことを推奨します。

[フォームの同期] フォームを使用して、アプリケーションのフォームのカスタマイズを管理、同期、維持します。このフォームを使用すると、ソフトウェアベンダーから提供されたアップグレードを選択的に適用でき、開発プロセス中でカスタマイズを管理できます。アップグレードには、業者が提供したアプリケーションへのアップグレード、サービスパック、単一のフィックスが含まれます。(単一のフィックスは、ひとつのフォームまたは小さなフォームセット、グローバルオブジェクトに適用されます)

フォームデータベースにアップグレードに影響されるオブジェクトへのカスタマイズが含まれている場合、フォームの同期を使用してカスタマイズされたバージョンと新しいバージョンを同期します。同期によってアップグレードされたアプリケーションがインストールされた場合、カスタマイズを保存でき、カスタマイズを業者がもたらした変更と同期します。  

注:  同期は WinStudio で行われたカスタマイズのみに適用されます。フォームのカスタマイズはクライアント階層のフォームとグローバルオブジェクトに適用されます。IDO 、ストアドプロシージャ、トリガ、アプリケーションのその他の領域への修正は適用されません。

詳細は 「WinStudio カスタマイズ」の理解を参照してください。

同期により、現在のフォームデータベースの古いバージョンが新しいバージョンで書き換えられます。プロセスの間、フォームとグローバルオブジェクトのカスタマイズの処理方法(ユーザ、グループ、サイトのバージョン)を決定します。カスタマイズは維持することもできますが、アップデートされたベースレベルのバージョンに置き換えることもできま。または一部の場合には、編集することもできます。

同期にはソースコンフィグレーションとターゲットのコンフィグレーションの 2 つの構成が必要です。同期は 2 つのコンフィグレーション中のフォームデータベースを使用して行われます。

詳細は「ソースとターゲットのコンフィグレーション選択について」を参照してください。

同期を実行する方法には、いくつかの方法があります。同期する項目は、以下の中から選択できます。

  • フォームのみ
  • グローバルオブジェクトのみ
  • エクスプローラのみ
  • これらの任意の組み合わせ

また、カスタマイズされたバージョンのフォーム、グローバルオブジェクトおよび/またはエクスプローラを保持するか置き換えるか選択することもできます。

同期を実行した後は、常に同期されたファイルの結果を生産環境に展開する前に、必ず結果の産物を試験してください。

詳細は「同期結果のテスト」を参照してください。

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