行の勘定科目を選択

行タイプの行は、財務報告書に表示する勘定科目と、どのように勘定科目詳細を選択し印刷するのかを指定します。

行タイプでは、レポート行に含める勘定科目または勘定科目範囲を選択できます。指定した勘定科目から、レポートする会計期のすべての取引が選択され、集計されてレポート行が生成されます。

1 つの勘定科目を選択する場合は、勘定科目名を行の説明として印刷できます。勘定科目の範囲を選択する場合は、行で使用する説明を入力できます。

注:  [元帳設定 (LES)] で [訂正レポート] フィールドを [はい] に設定すると、選択した勘定科目の中から、[訂正] の消込みマーカーが設定されている取引が含められます。

連続行

同じ行に追加の勘定科目を含める場合は、[連続] 行タイプを使用して追加の勘定科目を指定できます。連続行は、いくつでも必要な数だけ定義することができ、各行が前の行タイプに追加されます。

このように 1 つの勘定科目または勘定科目範囲を別の勘定科目または範囲に追加する機能を使うと、どのように勘定科目表を設計していても、必要な財務データをレポートで抽出することができます。

勘定科目の集計表示と詳細表示

デフォルトでは、1 つの [行] タイプの行は、レポート上でも 1 行で表示されます。[行] タイプで勘定科目範囲を指定する場合や、継続行を含める場合は、選択された勘定科目のすべての取引が 1 行に集計されます。

ただし、[行] タイプで [勘定科目詳細] オプションを選択すると、[行] タイプで選択される各勘定科目をレポートに印刷することもできます。勘定科目ごとに別々のレポート行が印刷されます。

選択基準を使用して勘定科目取引を制限する

[行] タイプで指定する勘定科目または勘定科目範囲に関して、特定の取引だけをレポートしたい場合があります。最大 3 つの選択基準を指定して、勘定科目から選択する取引を絞り込むことができます。

注: すべての選択基準を満たしている取引だけがレポートに含められます。

たとえば、3 つの部門それぞれのマーケティング原価の合計を 3 行に分けてレポートに表示したいとします。各部門を、元帳取引分析要素で識別します。この分析要素を選択基準として、分析コード範囲を次のように入力します。

行タイプ 行名 勘定科目 始め/終り 選択要素 コード 始め コード 終り
マーケティング費用 - 部門 1 40000 - 49999 元帳取引分析要素 1 1 1zzz
マーケティング費用 - 部門 2 40000 - 49999 元帳取引分析要素 1 2 2zzz
マーケティング原価 - 部門 3 40000 - 49999 元帳取引分析要素 1 3 3zzz

勘定科目を範囲から除外する

勘定科目範囲を行に含めるときに、その中で特殊な勘定科目を 1 つだけ除外したい場合があります。この場合は、選択範囲の前半部分の行を設定し、後半部分には継続行を追加できます。

または、[記号逆転] オプションを使用して勘定科目を除外することもできます。まず、勘定科目の範囲全体、たとえば 10000 - 29999 に対する行を 1 つ定義します。次に、除外する勘定科目、たとえば勘定科目 25600 用の継続行を設定します。継続行で [記号逆転] オプションを設定します。勘定科目 25600 は、最初の行で計算される行合計に含められますが、継続行でこの値が合計から差し引かれます。印刷結果では、勘定科目 25600 は除外されます。

注: 取引を印刷するときに [符号逆転] 機能を使用すると、その取引はレポート上に 2 回表示されることになります。