レポートでデータを統合

財務レポートでは複数のビジネスユニットの結果を統合することができます。

財務分析では、同じ勘定科目表や分析コード構成を持つビジネスユニットを統合します。1 つのレポートで最大 30 個のビジネスユニットを統合できます。

財務報告書で統合できるビジネスユニットの数に制限はありません。各ビジネスユニットの勘定科目表コードと分析コードが異なっていても構いません。統合は財務報告書行 (FSR) で定義します。子会社元帳の詳細をメインの元帳と同じレポート行に追加する方法と、レポート上でこれらを別々の行に表示する方法があります。

財務テーブルでは、統合要件を財務テーブル列 (FTC) で定義します。子会社元帳の詳細をメインの元帳の 1 つの列に追加する方法と、別々の列に表示する方法があります。勘定科目表と分析コードの構成が異なっていても構いません。1 つのレポートで統合できる元帳の数は、どのテーブルでも最大 50 列に制限されています。

換算レート

多通貨環境では、複数の換算レートを使って、財務分析、財務報告書、財務テーブルで子会社元帳を統合できます。子会社元帳のデータを統合するときに、統合元帳の会計期レートに適切な換算レートが存在するかどうかがチェックされます。適切なレートが見つからないと、子会社の [元帳設定 (LES)] で定義されている [統合通貨レート] が使用されます。

統合ビジネスユニットの会計期レートの適切な換算レートとは、子会社元帳のビジネスユニット設定での基本通貨コードと同じ通貨コードを持つレートを意味します。

会計期レートで、転記会計期、勘定科目コード範囲ごとに別々のレートが指定されている場合、統合対象のデータ (子会社ビジネスユニットのデータ) がこれらのコードに一致していないと、換算レートは適切とみなされません。