財務レポートのデータを選択

SunSystems のレポートライターは、勘定科目コード、選択コード、レベルコードを使用してレポートの内容を制御します。選択コードは、どの取引をレポートに含めるかを指定します。レベルコードは、レポートのデータの順序と、どのような区切りで合計を出力するかを制御します。

たとえば、元帳取引分析要素の 1 つとして販売エリアが指定されている場合、販売に関係する勘定科目を選択し、指定期間のエリアごとの売上を一定の順序で配列し、各エリアの合計を報告するレポートを設計できます。

選択コード

レポートの内容を制御する勘定科目コード範囲と選択コード基準を定義します。

財務分析または財務報告書のレポートには、最大 5 個の実行時選択基準を定義できます。この基準を使用すると、レポートに含める取引を実行時に指定できます。

たとえば、部署ごとのレポートを作成する場合は、 財務分析や財務報告書レイアウトの選択基準の 1 つとして分析要素に「部署」を指定します。こうすると、財務分析 (FNL) または財務報告書のレポートを実行するときに、レポートに含める取引を選択するための分析コード範囲を入力するように求められます。

5 つの選択基準が合わせて適用されるため、指定した選択範囲の 1 つだけでなくすべてに該当する取引だけがレポートに含められます。

財務分析 (FNL) では、財務分析レイアウト (FNL) で定義する 5 つの実行時選択基準に基づいて、レポートに出力する取引が選択されます。

財務報告書 (FNL) では、財務報告書レイアウト (FSL) で定義する最大 5 つの実行時選択基準がレポート全体に適用されます。追加の選択基準を各レポート行に適用することもでき、これらは財務報告書行 (FSR) で定義します。

財務テーブルでは、列と行の選択基準を別々に定義することができます。レポート列の選択基準は財務テーブル列 (FTC) で定義し、行の選択基準は財務テーブル行設定 (FTR) で定義します。