財務レポートの書式設定

改ページの挿入、金額書式の選択、列幅の設定、取引の詳細をレポートに含めるかどうかの指定などを行うことにより、財務分析 (FNL) または財務報告書で作成するレポートの外観をカスタマイズできます。

改ページ

どのレポートライターでも、用紙のサイズに従って、必要に応じて新しいページが自動的に開始されます。ページレベルオプションを使用すると、並べ替えレベルの番号が変わるときに新しいページを開始するように強制できます。これは、複数の部署や予算保有先にレポートを配布したい場合に便利です。

金額の書式設定

各レポートライターには、レポートの金額の表示方法や端数処理方法を管理する金額書式オプションが含まれます。財務分析と財務報告書では、レポートレベルで金額の書式を設定します。財務テーブルでは、列と行で金額の書式を設定します。

次の書式によって、レポートの金額の表示方法を定義します。

書式 説明
小数 ビジネスユニット設定または会計期換算レート (CNP) に基づく小数点以下の桁数
整数 整数の通貨単位、小数点以下なし
通貨単位の千桁
百万 通貨単位の百万桁
空欄 小数点以下の桁なし

取引に関するレポート

レポート対象として選択されている詳細取引をレポートに印刷したい場合は、取引レポート環境設定を設定する必要があります。このオプションを設定すると、[値がゼロの行を除外] の設定に関係なく、取引が常に含められます。

[元帳設定 (LES)] の [訂正レポート] フィールドを選択すると、訂正マークの付いた取引がこのレポートに含められます。

注: 印刷済みである場合も、取引は転送ファイルに転送されません。

列幅を設定する

物理的にレポートに印刷できる列数は、プリンタの文字幅、1 インチごとの文字数、標準列とワイド列のどちらが選択されているかによって異なります。レポートを印刷するときに一部の金額がアスタリスクで表示される場合がありますが、これは金額が大きすぎて通常の列に収まらないためです。列に収めるためには、該当するレポートに [ワイド列] 設定を選択します。

通常の印刷では、1 ページに 12 列を印刷できます。小数点区切り記号を含めて最大 9 文字が必要に応じて書式設定されます。たとえば、千桁区切り記号が使用されます。10 文字の場合は印刷されますが、書式設定は適用されません。18 文字のワイド列で印刷すると、1 ページに 10 列を印刷できます。12 列以上が必要な場合は、比例して小さめの幅が使用されます。

プリンタと用紙が、指定したレポートの幅に対応できることを確認してください。対応していない場合は、上記の [金額書式] 設定を使用して各列の金額を端数処理する必要があります。