予算元帳
予算元帳は、予算金額や購買予算金額などの金額を保存するための完全に別個の取引セットを参照します。
管理したい予算の数に応じて、ビジネスユニットに複数の予算元帳を定義することができます。たとえば、会計年度で次のような予算元帳を管理できます。
- 主要予算と呼ばれる、現座処理中の予算
- 改訂済みの予算
- 確定経費
- 作成中の次年度予算
各ビジネスユニットには、1 つの実績元帳と最多 10 の予算元帳があります。元帳は A から K の文字で識別されます。A は実績元帳、B から K が 10 の予算元帳です。
予算元帳は元帳テーブルオプション (OLT) で作成します。予算元帳の使用方法は予算ラベル (BLB) で定義します。
主要予算元帳と仕入確定元帳の 2 つの予算元帳を使用して経費を管理することができます。これらはビジネスユニット設定で指定します。
予算変更 (CBG) を使用して、予算元帳にアクセスするか、または実績元帳に戻ります。
実績元帳に定義されている静的データレコードが各予算元帳に適用されます。つまり、予算元帳には、実績元帳と同じ一連の勘定科目、分析要素、分析コードが含まれます。また、ビジネスユニットと元帳処理ルールも同じものが使用されます。
実績元帳で使用できるほとんどの財務機能を予算元帳でも使用することができ、予算金額を入力または管理できます。主な予算関連フォームは次のとおりです。
- 元帳入力 (LEN) は、勘定科目または勘定科目範囲の予算金額を入力し、修正するために使用できます。
- 仕訳タイプ (JNT) と仕訳プリセットを使用して、特定の予算取引タイプやプリセットを定義できます。
- 仕訳配賦を使用して、別の元帳 (実績予算やその他の予算など) の金額に基づく予算金額を作成できます。
ただし、支払実行 (PYR)、入金実行 (PAC)、決済書類 (PYD) など、支払に関連するフォームは使用できません。