仕訳番号の割り当てと監視方法

財務元帳に転記されるすべての仕訳には、SunSystems によってそれぞれ一意の仕訳番号が割り当てられます。SunSystems 転記機能によって、転記する前に、次に使用できる仕訳番号が仕訳に割り当てられます。この仕訳番号は、仕訳の各仕訳取引に保存されます。

仕訳番号の識別

[仕訳転記監査レポート (REPJNA)] には、仕訳の転記が成功したかどうかにかかわらず、割り当てられた仕訳番号が一覧表示されます。また、仕訳一覧レポートを使用して仕訳番号順に仕訳を印刷でき、仕訳照会を使用して仕訳番号順に仕訳を表示できます。

次に使用できる仕訳番号の割り当て方法

SunSystems の機能によって転記処理が開始されると、次に使用できる仕訳番号が検索され、この番号が事前に仕訳に割り当てられます。割り当てられる仕訳番号はすべて仕訳転記監査テーブルに記録され、ここで監視されます。

転記機能によって仕訳番号が割り当てられるときに、仕訳転記処理の詳細がこのテーブルに追加されます。詳細には次の情報が含まれます。

  • 仕訳タイプ
  • 仕訳の説明
  • 仕訳番号が割り当てられた日時
  • 仕訳の担当オペレータの ID
  • 仮転記記号
  • 現在の状況

仕訳が正常に転記されると、転記機能によって仕訳番号の状況が [転記済] に更新されます。

仕訳が転記されない場合は、転記機能によって、仕訳番号に転記エラー状態が設定されます。たとえば、最終的な妥当性検査に失敗した場合や、ハードウェアまたはソフトウェアのエラーが発生した場合があります。このようなエラーが発生すると、仕訳取引が元帳に転記されていないにもかかわらず、仕訳番号が無効な仕訳に割り当てられたままになります。このため、仕訳番号に飛び番号が生じます。つまり、元帳に転記される仕訳には必ずしも連続した仕訳番号が付けられません。抜けている仕訳番号は、仕訳転記監査テーブルで識別および確認できます。

注: 仕訳番号が飛ばないようにするには、後でこれらの抜けている番号を使用するように SunSystems を設定できます。これを行うには [元帳設定 (LES)] の [オプション] タブで [仕訳番号ギャップ使用] を [はい] にします。

仕訳監査テーブルの状況コード

次の状況コードを仕訳番号に割り当て、仕訳の状態を表示できます。

状況 状況の値 意味および例
0 不完全な仕訳 仕訳は転記処理中です。
1 仕訳転送 OK 仕訳は正常に転記されました。
2 予算で失敗 予算経費/購買予算チェックに失敗したため、仕訳は転記されませんでした。
3 データエラーで失敗 無効なデータで失敗したため、仕訳は転記されませんでした。たとえば、勘定科目コードがない場合などです。
4 データベースエラーで失敗 データベースまたはファイルのエラーのため、仕訳は転記されませんでした。
5 強制転記 - すべて拒否 仕訳取引がすべて拒否されたため、仕訳は元帳インポートによって転記されませんでした。
9 失敗 (その他) その他のエラーにより、仕訳は転記されませんでした。