転記可能な会計期

SunSystems 財務に仕訳を入力するときは、特定の転記会計期に転記します。この会計期は仕訳取引に入力するものであり、取引日から取得されるものではありません。

会計年度の転記会計期の数は、 [財務カレンダー設定 (FCS)] [ビジネスユニット設定] で定義します。たとえば、4 つの四半期会計期、52 の週単位の会計期、または 12 の月単位の会計期を処理できます。転記会計期は、004/2001 のように会計期間番号と会計年度で定義します。

現在の会計期だけではなく、処理可能な任意の転記会計期に仕訳を転記できます。

[元帳設定 (LES)] [財務カレンダー (FCS)] で定義するオープン会計期の範囲によって、 [元帳入力] [元帳インポート] などで仕訳を転記できる会計期が制御されます。最終的な財務レポートの整合性を保つために、過去の会計期への転記を制限することができます。

[オープン会計期 始め] フィールドで会計期を 1 つだけ指定すると、入力を 1 つの会計期に限定できます。また、現在の会計期、つまり [当期] フィールドで指定した会計期への転記のみを許可することもできます。

範囲を空欄にすると転記の制限がなく、すべての転記会計期に転記できます。

現在の会計期の前後 nnnn 番目の会計期を +nnnn または -nnnn の書式で入力することにより、相対的な会計期を指定できます。たとえば現在会計期が 006/2001 の場合に、処理可能会計期フィールドを -003 と +003 に設定すると、003/2001 - 009/2001 の期間で仕訳を転記できます。

[セキュリティコンソール] または [ユーザーマネージャ] を使用して、処理可能会計期の範囲をユーザーグループごとに制限できます。[グループ] タブで目的のグループを強調表示して [編集] をクリックし、[各種権限] を設定します。詳細については、セキュリティコンソールまたはユーザーマネージャのヘルプファイルを参照してください。

日付入力を制御する

[元帳設定 (LES)] [財務カレンダー (FCS)] で定義するオープン日付範囲によって、仕訳を転記できる日付の範囲が決まります。仕訳に入力する取引日は、オープン日付の範囲内でなければなりません。範囲外の日付だと警告メッセージが表示されます。

日付を制限しないようにすることもできます。日付を制限する場合は、特定の日付または日付範囲を入力できます。または、+nnn や -nnn の書式で相対的な日付を使用できます。取引日を現在のシステム日付に制限することもできます。