妥当性検査

エラー仮勘定科目は、エラーを修正するために生成した残高調整取引や [ビジネスユニット設定] で通貨に定義されている [丸めしきい値] を超える仕訳差額を転記するために、元帳インポート処理で必要になります。

ただし、通貨換算端数処理が原因で発生した、丸めしきい値範囲内の差額は、調整される通貨値に応じて、残高調整取引が [ビジネスユニット設定] の [値 1]、[値 2]、[値 3]、[値 4] タブで指定されている [残高調整勘定科目] に転記されます。

現在のインポートファイルを転記するかどうかにかかわらず、次の勘定科目が必要です。

  1. 次の情報を指定します。
    エラー仮勘定科目

    基本通貨の仕訳金額が一致せず、その差額が [値 1] の [丸めしきい値] を超える場合に、残高調整の転記先となる勘定科目コード

    さらに、[転記] タブの [インポート時の取引転記] オプションを [転記] に設定していて、仕訳取引行が拒否された場合は、この勘定科目を使って拒否取引を転記します。たとえば仕訳取引の勘定科目コードが無効な場合、この勘定科目が代わりに使用されます。

    外貨勘定科目

    取引通貨の仕訳金額が一致せず、その差額が通貨換算端数処理によるものでない場合に、残高調整の転記先となる勘定科目コード

    注: 残高調整を取引通貨で生成し転記するには、 [ビジネスユニット設定] の [値 2] タブで [金額調整] オプションを [手動] に設定する必要があります。
    レポート勘定科目

    第 2 基本/レポート通貨の仕訳金額が一致せず、その差額が [値 3] の [丸めしきい値] を超える場合に、残高調整の転記先となる勘定科目コード

    予算超過許可

    このオプションは予算制御を上書きし、取引が使用可能予算を超過した場合にも、取引の転記を許可します。「使用可能な予算に対する取引の照合方法」を参照してください。

    標準転記会計期
    転記会計期が無効または空欄の取引は、この会計期に転記されます。
  2. 変更内容を保存します。