分割の元取引を保持する

[個別消込み (ACA)] の [分割] 機能を使用すると、同じ合計額を保ちながら、取引を 1 つまたは複数の新しい取引に分割できます。

[元帳設定 (LES)] の [元の行値を保持] 設定によって、分割に選択する元の取引をそのまま保持するのか、または分割処理によって変更するのかが決まります。

[元の行値を保持] オプションを選択すると、取引分割処理は元取引の全額を転記する相殺仕訳を生成します。元取引と相殺取引の両方に [修正] の消込みマーカーが割り当てられます。また、分割処理は 2 つ以上の新しい取引も生成します。これらの新しい取引の合計金額は、各通貨で元の取引金額と一致する必要があります。新しい取引には、取引参照、仕訳番号、取引日などのすべての元取引の詳細が含められます。

[元の行値を保持] オプションを選択しないと、元の取引金額が変更され、1 つまたは複数の新しい分割取引が生成されます。これらの取引の合計は、元の取引金額と一致する必要があります。

新しく生成される取引が照合対象になり、消込みマーカーは自動的に [消込み予定] に設定されます。元の取引は、元の取引の一部の、まだ照合できない部分を識別します。この部分の消込みマーカーは現状のままです。たとえば、元の取引の消込みマーカーが [強制] にされている場合、分割された後も、消込みされていない部分の取引のマーカーはそのままです。