仕訳の残高調整

仕訳は、貸借金額が一致している場合にのみ転記できます。 [元帳入力 (LEN)] で仕訳の転記を試みて、仕訳の貸借が一致しない場合は、エラーメッセージが表示されます。

注:  [ビジネスユニット設定] の [基本通貨残高調整] で [自動] オプションが選択されていると、 [元帳入力] 時に、ビジネスユニットで指定されている残高調整勘定科目の 1 つに残高調整金額が自動的に転記され、仕訳が強制的に残高調整されます。「基本通貨で仕訳を残高調整」を参照してください。

次の基準で取引を残高調整することができます。

  • 仕訳内の取引全体
  • 転記会計期の取引
  • [元帳設定 (LES)] の [残高調整基準] オプションに基づく、各取引参照、仕訳タイプ、取引日、10 の取引分析要素のいずれかに関する取引

多通貨環境では、 [ビジネスユニット設定] で [値 2 通貨残高調整] が [手動] に設定されている場合も、取引通貨金額の残高調整が必要となることがあります。「多通貨仕訳の残高調整」を参照してください。

仕訳のどの部分の貸借が一致しないのか不明な場合は、[アクション] メニューの [合計] と [残高] オプションを使って確認できます。「仕訳合計と仕訳残高をチェックする」を参照してください。

一致しない金額を確認したら、その理由を確認し、仕訳を修正して問題を訂正してください。次に例を示します。

  • 仕訳行金額の修正。1 つの通貨値を修正すると、残りの値は自動的に再計算されます。
  • [残高調整基準] オプションに応じて、選択された仕訳行の転記会計期、日付、仕訳参照、分析コードを修正
  • 追加仕訳行の入力
  • 正しくない仕訳行の削除

仕訳を残高調整できない場合は、問題を調べる間、仕訳を保留しておきます。「仕訳を保留して後で転記する」を参照してください。

注:  SunSystems には、最後の手段として使用できる [調整上書き] 機能があります。この機能は、SunSystems が提供するフォームでは使用できないため、使用する前に [フォームデザイナ] でフォームに追加する必要があります。使用する際には十分に注意して、必ずアクセス制限を行ってください。