ビジネスユニット設定 - データアクセスセキュリティ
静的データレコードを設定するときに、静的レコードにデータアクセスグループ (DAG) を割り当てて、レコードへのユーザーアクセスを制限できます。たとえば、顧客設定 (CUS) の顧客レコードへのアクセスを制限します。次のオプションでは、各静的データレコードに設定したデータアクセスグループ制限を、特定のタイプの参照データに適用するのか無視するかを指定します。
注: SunSystems Connect (SSC) 処理を使用するには、これらのオプションを設定する必要があります。
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次の情報を指定します。
- 顧客データ
- このオプションでは、顧客に割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、顧客レコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、顧客の勘定科目に入力されている取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って顧客レコードにアクセスできます。
- 仕入先データ
- このオプションでは、仕入先に割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、仕入先に入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、仕入先の勘定科目に入力されている取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って仕入先レコードにアクセスできます。
- 取引タイプ
- このオプションでは、在庫移動タイプ、仕入タイプ、売上タイプに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、これらの取引タイプのレコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、これらの取引タイプの取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使ってアクセスできます。
- 商品データ
- このオプションでは、商品レコードに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、商品レコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、これらの商品レコードを含む受発注処理取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って商品レコードにアクセスできます。
- 倉庫データ
- このオプションでは、倉庫レコードに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、倉庫レコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、これらの倉庫レコードを含む受発注処理取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って倉庫データにアクセスできます。
- ゾーンデータ
- このオプションでは、在庫ゾーンレコードに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、ゾーンレコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、これらのゾーンレコードを参照する受発注処理取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使ってゾーンデータにアクセスできます。
- 在庫場所データ
- このオプションでは、在庫場所レコードに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、在庫場所レコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、これらの在庫場所レコードを参照する受発注処理取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って在庫場所データにアクセスできます。
- 財務レポート/照会
- このオプションでは、財務データに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションの設定は、以下に説明されている勘定科目、仕訳タイプ、元帳分析データを除くすべての財務モジュールのデータ項目に適用されます。
- 勘定科目データ
- このオプションでは、勘定科目に割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、勘定科目レコードに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、勘定科目に入力されている取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って勘定科目レコードにアクセスできます。
- 仕訳タイプデータ
- このオプションでは、仕訳タイプに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを設定しない場合は、仕訳タイプに入力したデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、この仕訳タイプで入力されている取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使って仕訳タイプレコードにアクセスできます。
- 元帳分析データすべて
- このオプションでは、元帳分析要素や分析コードに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このビジネスユニットのすべての元帳分析要素と関連付けられているデータにセキュリティを適用するには、このオプションを設定します。このオプションを設定しない場合は、次に説明するように元帳分析要素ごとにセキュリティを適用できます。
- 元帳分析 1 - 10 データ
- このオプションでは、分析要素 1 - 10 の分析コードに割り当てられているデータアクセスグループコードを適用するか無視するかを設定します。このオプションを分析要素に設定しないで [すべての元帳分析データ] オプションを設定しない場合は、その分析要素の分析コードに入力されているデータアクセスグループコードが無視されます。つまり、すべてのユーザーが、これらの分析コードの取引を入力またはレポート出力することができ、SSC を使ってアクセスできます。
注: 妥当性検査が行われない分析要素、つまり分析要素 (AND) で [妥当性検査] オプションが設定されていない分析要素には、[元帳分析 1 - 10 データセキュリティ] オプションを設定できません。
- 変更内容を保存します。
親トピック: ビジネスユニットの設定