ビジネスユニット設定 - 値 4
値 4 のプロパティでは、各取引に使用できる 4 つの通貨値のうち 4 つ目の通貨値を定義します。この通貨は、1 つの同じ通貨を常に第 4 通貨として使用する「固定通貨」として定義することも、取引ごとに異なる通貨を使用し、取引で通貨コードを識別する「可変通貨」として設定することもできます。ただし、取引通貨と異なり、第 4 通貨をピボット通貨として選択することはできず、常にピボット通貨から計算されるとは限りません。取引で使用できる他の 3 つの通貨のいずれかから計算できます。
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[全般] で次の情報を入力します:
- 第 4 通貨値名
- 転記取引に入力される値 4 通貨値に付ける一般的な名称。たとえば、銀行取引通貨です。
- 第 4 通貨コード
- 第 4 通貨を固定通貨として定義する場合は、第 4 通貨コードを識別するコードを指定します。第 4 通貨を可変通貨として定義する場合は、空欄にします。
注: 通貨コード (CNC) でこの通貨が定義されていない場合は自動的に追加されます。
- 第 4 通貨転記ルール
- 各元帳転記取引で通貨値が必要かどうかを制御する転記ルール。次のオプションを使用できます。
- [未定義] - すべての取引で第 4 通貨値を入力またはインポートできません。
- [入力する場合のみ存在] - 取引に関して第 4 通貨値を手動で入力できるようにします。ただし、値はオプションであるため、第 4 通貨コードが入力されていない場合には値は計算されません。
- [未入力の場合に計算] - このオプションは第 4 通貨値が必須であることを意味します。第 4 通貨コードが入力されると、[値 4 通貨計算元データ] フィールドで定義されている値から通貨値が計算されます。
注: 通貨調整をこの通貨だけで行う必要がある場合、これらの転記ルールは仕訳タイプで上書き変更できます。 - 第 4 通貨計算元データ
- このオプションでは、第 4 通貨を計算する際の元の値を定義します。次のオプションがあります:
- [未定義]
- [値 1]
- [値 2]
- [値 3]
- [値 5]
- 値 4 通貨金額小数点以下の桁数
- 第 4 通貨に使用する小数点以下の桁数。小数点以下 3 桁まで使用できます。
注: [第 4 通貨コード] が可変通貨として扱われる場合、小数点以下の桁数は、実行時に選択する通貨コード定義の [使用可能な小数点以下の桁数] によって決まります。
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[金額残高調整] で次の情報を入力します:
- 第 4 通貨残高調整
- 仕訳の取引で第 4 通貨値の差額を調整して、正味差額をゼロにしたい場合があります。また、換算の端数処理エラーのため、差額を完全に調整できない場合もあります。このオプションでは、取引の差額を調整する必要があるかどうか、およびその場合の差額の調整方法を指定します。次の
3 つのオプションを使用できます:
- [なし] - 通貨値の差額を調整する必要はありません。
- [手動] - ユーザーは、仕訳内の第 4 通貨値の差額を手作業で調整する必要があります。
- [自動] - 差額が借方または貸方のどちらの値なのかに応じて、その差額が自動的に値 4 通貨残高調整勘定科目に転記されます。
注: 第 4 通貨コードが可変通貨として使用されている場合、選択されている取引セット全体で第 4 通貨が共通している場合にのみ、値 4 での残高調整が強制されます。
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[全般] で次の情報を入力します:
- 丸めしきい値
- 自動残高調整オプションを使用して、取引の第 4 通貨値の差額を調整する場合は、この値が許容範囲のチェックに使用されます。差額がこの値よりも大きい場合、その差額を自動的に転記することはできません。これにより、端数処理エラーを装って巨額の取引が転記されるのを防ぐことができます。
- 貸方残高調整勘定科目
- 貸方金額を持つ第 4 通貨の残高調整取引が自動的に生成され、転記される元帳勘定科目。この項目を空欄にする場合は、すべての残高調整取引が借方/正味残高調整勘定科目に転記されます。
- 借方/正味残高調整勘定科目
- 借方金額を持つ第 4 通貨の残高調整取引が自動的に生成され、転記される元帳勘定科目
- 変更内容を保存します。
親トピック: ビジネスユニットの設定