受注オーダ与信保留の変更

このユーティリティを使用すると、一定範囲の顧客および関連顧客の与信保留状況を、日付範囲別および年齢別に変更できます。

またこのユーティリティは、[与信保留] フィールドが選択されている受注オーダフォームに、以下の値を割り当てます。

与信保留日付 = システムの日付

与信保留ユーザ = 顧客を与信保留にするユーザ

注:  このユーティリティを使用しても、[与信保留] フィールドが既に選択されている場合、このフィールドはどの受注オーダに対してもクリアされず、これらの受注オーダは省略されます。

選択したレコードをこのユーティリティが処理するのにかかる時間の長さは、選択した顧客の数、それらの顧客に関する有効な売掛転記済トランザクションの数、受注オーダの数、および受注オーダが常駐するサイトの数によって決まります。

このユーティリティで [与信保留] が選択されている場合、このユーティリティは、特定の顧客に関する「請求」区分の有効な売掛転記済トランザクションの正味金額を追加し、年齢調べ日付と請求日または納期との間の日数が [請求日/入金予定日超過] の値を上回るかどうかを判断します。正味金額の合計が、特定の顧客の [未処理転記残高限度] の値を上回る場合、適切な受注オーダが自動的に与信保留になります。

与信保留について「発行」が選択されると、ユーティリティは、選択した受注オーダ全てを与信保留から削除します。ただし、顧客が与信保留になっている場合は、一切の受注オーダは与信保留から削除されません。

注:  [顧客] フォームで [請求日/入金予定日超過] フィールドと [未処理転記残高限度] フィールドを未入力のままにしていると、 [受注オーダ与信保留の変更] ユーティリティは、指定範囲内の全ての受注オーダについて [与信保留] フィールドを選択します。

[処理]をクリックすると、与信保留の変更を確認するように求めるメッセージが表示され、確認すると処理されたレコードの数が表示されます。

複数サイト環境で、顧客の与信限度が超過して、出荷サイトが受注オーダの発生サイトの場合、そのオーダは与信保留になります。ただし、顧客の与信限度が超過して、出荷サイトが受注オーダの発生サイトでない場合、警告メッセージは表示されますが、受注オーダは与信保留になりません。

注:  このフォームは、サイトグループの全てのサイトを更新します。したがって、「処理したレコード数」には、別のサイトによって処理されたレコード数は含まれません。
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