受注オーダ状況変更ユーティリティ

このユーティリティを使用して、特定の範囲の受注オーダのヘッダの状況を「発注」から「完了」または「完了」から「履歴」に変更することができます。

予約在庫のあるオーダの状況を「発注」から「完了」に変更すると、システムによって、関連する全ての予約済在庫レコードが削除されます。

また、ある範囲のオーダの状況を「発注」から「完了」に変更すると、システムによって、出荷完了済および請求完了済の一括明細および一括明細/発行が全て「完了」に変わります。各オーダに関連付けられた全ての明細/発行に「完了」のマークが付いていないと、そのオーダの状況は変更されません。

オーダ状況を完了から履歴に変更した場合、システムによって、該当する各オーダが受注オーダ履歴フォームに移動されます。ここでは、レコードの印刷またはコピーだけが可能です。

明細品目の状況が変更される条件は、以下のとおりです。

  • オーダ状況を「発注」から[完了」に変更する場合、該当する明細品目が出荷済および全数請求済であり、状況が「全数済」または「完了」であることが必要です。状況が「計画」の明細品目は、「完了」にできません。
  • オーダ状況を「完了」から「履歴」に変更する場合、該当する明細品目の状況は「完了」である必要があります。
  • 一括明細向けに、その一括明細に関連したする一括発行から計算される一括明細の出荷済数量の合計は、最低でも一括明細で指定した一括数量と同じ必要があります。
注: 発生サイトだけが注文状況を変更できます。システムから、オーダに関連する全サイトに接続し、各サイトで状況を変更することも可能です。

このフォームは受注オーダヘッダー向けに作成され、明細/発行には作成されません。[結果] グリッドには受注オーダ情報のみが表示されます。ユーティリティは、関連付けられた受注オーダが特定の範囲内に存在する場合、明細/発行の状況を変更します。受注オーダの状況を「完了」に変更できない場合、明細/発行の状況が「完了」のままになります。

例:受注オーダ明細の内容が

発注数 = 10

出荷済数 = 4

請求数 = 4

状況 = 全数済 の場合

出荷済み数量は請求書発行済み数量と同じとなるため、ユーティリティはこの項目を閉じることを許可します。

例:個別の受注オーダに明細が 2 つある場合、最初の明細が「状況 = 全数済」および「オーダ = 出荷 = 請求」になっていて、2 番目の明細が「状況 = 全数済」および「オーダ = 出荷しかし請求以下の出荷」になっている場合、このユーティリティでは、最初の明細の状況は「完了」に設定され、2 番目の明細とヘッダの状況をそのままに留めますが、[結果] グリッドに受注オーダは表示されません。一括受注オーダに、「一括オーダ数 = 10」で完全請求された発行が 2 つある明細が 1 つあり、両方の発行が「数量 = 3」の場合、このユーティリティでは、2 つの発行が「完了」に設定されますが、明細とヘッダの状況をそのままに留めます。

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