DataSearch によるアプリケーションデータの検索

[データ検索] フォームを使用して、任意のアプリケーションに保管されている情報を検索します。検索結果がデータソース別に、数値またはアルファベット順に一覧表示されます。

たとえば、全てのデータソースで "Young" というテキスト文字列のインスタンスを全て検索できます。その結果、たとえば顧客、オーダ、品目、購入先、購買オーダなど、"Young" が見つかったシステム内のあらゆるデータソースを一覧表示します。データソースを展開すると、データソース内の全インスタンスの一覧が表示されます。

値を検索するには

  1. [DataSearch] フォームを開きます。
  2. ワイルドカードのアスタリスク (*) を含む検索値を特定します。
    注: 
    • 検索では、大文字と小文字は区別されません。「Test」と「test」は同じとみなされます。
    • 通常、ワイルドカードは必要ありません。これは、[フレーズの完全一致] 以外の値インタプリタでは全て、暗黙的にワイルドカードが使用されるからです。例えば、[次で始まる] 値インタプリタでは、検索語句は以下のように扱われます。検索語句*

    値インタプリタとして [これらの単語のいずれか] や [これらの単語のすべて] を使用する場合は、検索したい複数の値をスペースで区切って指定できます。その他の値インタプリタは、アスタリスクが使用されていない限り、スペースを含め、[検索] フィールド内のものを全てリテラル値として扱います。

  3. 値の解釈方法を指定します。
    この値インタプリタは ... ... 以下のように検索語句を処理します。
    [これらの単語のいずれか] 指定した検索語句の中のいずれか 1 つを含む値を持つデータ全てを取得します。
    [これらの単語のすべて] 指定した検索語句の中のすべての単語を含むデータのみを取得します。
    [含む]

    この検索は、指定されたとおりの検索語句を含むレコードのみを取得します。

    例えば、[testuser] という語を検索すると、「testuser」、「testuser1」、どちらを含むレコードも取得されます。

    [次で始まる]

    この検索は、指定されたとおりの検索語全体を含むレコードのみを取得します。ただし、検索語句が、見つかったフィールドの値の先頭で使用されているもののみが対象となります。

    例えば、語句 [test user] を検索すると、「John Test User」を持つレコードは取得されませんが、「Test User John」を持つレコードは取得されます。

    [次で終わる]

    この検索は、指定されているとおりに、検索語句全体を含むレコードのみを取得します。ただし、検索語句が、見つかったフィールド値の末端で使用されているもののみが対象となります。

    例えば、検索語句 [test user] を検索すると、「Test User John」を持つレコードは取得されませんが、「John Test User」を持つレコードは取得されます。

    [フレーズの完全一致]

    この検索は、指定したとおりの検索語句のみを含むレコードを取得します。

    例えば、検索語句 [testuser] を検索すると、「testuser」を含むレコードを取得しますが、「testuser1」を含むものは取得しません。

    注:  値インタプリタとして [これらの単語のいずれか] および [これらの単語のすべて] を使用する照会では、全ての検索可能なプロパティが検索されます。これらの場合、各単語は個別の語句として扱われ、個別に検索されます。

    一方、その他の 4 つの値インタプリタはどれも「フレーズ一致型」検索です。これは、検索式が、各検索対象プロパティ内でそのまま合致する必要がある 1 つのフレーズとみなされます。

  4. オプションとして、どのデータソースで表示するか指定します。

    デフォルトでは、全データソースが使用されます。

    注:  追加のカスタム DataSearch ソースを定義できます。
  5. 検索を実行するには、[検索](拡大鏡)ボタンをクリックします。

    結果は、最初にデータソース別にグループ化され表示されます。[カウント] フィールドは、検索語句が何個見つかったかではなく、検索語句を含むレコードがデータソース内にいくつあるかを示します。

    注:  検索語句が、検索および表示されるプロパティで見つかった場合は、こはく色の背景で強調表示されます。検索語句が、検索はされても表示はされないプロパティで見つかった場合は、表示される情報では何も強調表示されません。
  6. データソースを展開し、グリッドに結果を表示するには、[+] ボタンをクリックします。

DataSearch 照会が終了すると、他のどのタイプの DataView 表示でも使えるのと同じ様々なオプション(レイアウト、表示、印刷、エクスポート)が使用できるようになります。

ただし、いくつか異なる点もあります。まず、表示オプションが限られています。DataSearch ソースごとに、結果の展開と折りたたみ、そしてカラムの再配置ができるくらいです。

また、各スコープレベルの各 DataSearch ソースで、作成できるレイアウトは 1 つだけです。

関連トピック