最大数について

コレクションの最大許容レコード数は、最大数で制限されています。ドロップダウンリストの最大アイテム数にも同様に上限が設定されています。レコードおよびリストアイテムのデフォルト最大数は共に通常 200 です。ただし、特定の条件では、これらの最大数は上書きできます。

最大数は、ローカルシステムとデータベースサーバのパフォーマンスを維持するよう設計されています。サーバから検索したデータは、コレクションとしてローカルシステムに常駐するので、多数のレコードまたはリスト項目を検索すると、データベースサーバにも不要な要求が行われ、システムのパフォーマンスが遅くなる場合があります。

最大数とそれらのフォームでの使用

デフォルトの最大数は、大半のデータ入力タスクと情報検索タスクに適した値に設定されています。それでも、コレクションとリストのサイズを扱うオプションについて認識しておくべきです。

コレクションのエクスポート時の最大数

レコードのコレクションを外部ファイルにエクスポートする際は、通常、レコード数を制限したくありません。この場合、コレクションの最大数をリセットする必要はありません。その代わりに、[コレクションをエクスポート]する際、制限なしのデータ検索オプションを選択します。

レコード処理時の最大数

レコードがシステムによって処理される際(転記時など)、ユーザが設定した最大数は一切無視され、基準を満たした全てのレコードは処理されます。ただし、処理の結果セットが返される場合、フォームに表示される結果レコードには、レコード数の最大数が依然として適用されます。

最大数の上書き

デフォルトレコードの最大数は、フォームにおいて 200 レコードを表示します。この制限は、複数の方法で上書きできます。

  • システム管理者は [デフォルト処理] の [WinStudio レコードの最大数] を使用して、レコード最大数をシステム全体の最大数に設定できます。
  • 個人ユーザは、 [ユーザ設定] ウィンドウで [データレコード最大数] オプションを使用して、希望の最大数に設定することや、全ての利用できるレコードを取得することができます。この設定は、デフォルトの最大数 200 を上書きします。ただし、[WinStudio レコードの最大数] を超過することはできません。
    注:  デフォルトでは、この [ユーザ設定] は、セッションから以下のセッションへと繰り越します。ただし、システム管理者が設定を維持したくない場合は、 [デフォルト処理] で [レコードの最大数の上書き保存の無効化] オプションを [0] に設定できます。この場合、 [ユーザ設定] は、ユーザの現在のセッションが終了するまでのものとなります。
  • 開発者は、個人のレコード最大数の上書きを、リストソース、主要、二次、サブコレクション定義、ツリーコンポーネントを含む、コレクションレベルで指定できます。この最大数はデフォルトおよび [ユーザ設定] の最大数を上書きします。ただし、[WinStudio レコードの最大数] は超過できません。
  • 開発者は、アプリケーションおよびツリーコンポーネントスクリプティング API を使用することで、個別のレコード最大数の上書きを指定します。この最大数はデフォルトおよび [ユーザ設定] の最大数を上書きします。ただし、[WinStudio レコードの最大数] は超過できません。
関連トピック