拡張減価償却 - 特別減価償却を適用する資産の選択
特別減価償却の使用は必須ではなく、資産レコード (FAS) で指定されている年数条件を満たしていれば、資産の耐用年数ごとにルールを適用するかどうかを決めることができます。通常は、グループ全体か固定資産のカテゴリに適用するかを決めることができ、 [資産レコード (FAS)] の [分析] タブの分析要素を使用して、資産をグループ化します。特定の年度で固定資産グループにルールを適用しないと決めた場合、これは、その年度の該当するグループにのみ適用されます。つまり、翌年には同じグループに特別償却を適用することができます。ただし、特別償却を適用しなかった年度の金額は、それ以降の年度で計算に含められることはありません。
[資産レコード (FAS)] で、各通貨値タブの各資産に表示される関連 [当年度適用]チェックボックスは、当年度の特別減価償却に、この資産を含めるのかどうかを示します。デフォルトでは、すべての資産でチェックボックスがオフに設定されます。資産に特別減価償却を適用したい場合は、資産ごとにこのチェックボックスをオンに設定するか、特別償却選択 (FDA) で当年度の計算に含める複数の資産を選択します。これにより、資産レコード (FAS) の適用開始オプションと年数条件オプションで定義されている年度範囲内で、選択したすべての資産の当年度適用チェックボックスがオンに設定されます。また、特別償却選択 (FDA) では、分析コードを使用して、資産タイプ (カテゴリ) 別に資産を選択することもできます。
どの年度でも、資産特別償却選択 (FDA) を実行してから特別償却計算 (FAA) を実行する必要があります。これは、計算を始める前に、該当する資産の 当年度適用 チェックボックスをオンに設定する必要があるためです。