通貨ルール

  1. [決済プロファイル (PYP)] の [通貨ルール] タブをクリックします。
  2. 次の情報を指定します。
    支払通貨

    多通貨環境において、支払実行と入金実行で基本通貨以外の通貨による決済が可能かどうかを指定します。[基本通貨]、[取引通貨]、[第 4 通貨] を選択するか、または [標準] に設定して [元帳設定 (LES)] の [通貨] タブで定義されている元帳のデフォルト設定を使用できます。

    ここでどの通貨オプションを選択するとしても、その他の通貨値 (基本、取引、およびレポート通貨) の金額は、 [ビジネスユニット設定] で選択した [ピボット通貨] オプションに基づいて計算されます。値 4 の金額は、 [ビジネスユニット設定] の [値 4] タブの [第 4 通貨計算元データ] オプションに基づいて計算されます。使用される通貨換算レートは、次のオプションに基づきます。

    現在のレートで支払

    多通貨環境において、支払実行と入金実行の際に取得される通貨換算レートの基準を指定します。たとえば、基本通貨だけで取引の支払を行う場合でも、レポート通貨金額を計算する必要があります。

    このオプションを [はい] にすると、支払と回収の実行時に、 [会計期換算レート (CNP)] または [日次換算レート (CND)] の定義に基づいて、現在の通貨換算レートを使って異なる通貨値を計算できます。[いいえ] にすると、支払または回収されている取引に転記されている元の通貨換算レート (「過去のレート」とも呼ばれます) が使用されます。このオプションを [標準] に設定すると、 [元帳設定 (LES)] の [通貨] タブで定義されている元帳のデフォルト設定が使用されます。

    [元帳設定 (LES)] の [現在のレートで支払] が [いいえ] に設定されている場合は、どの決済プロファイルでもこれを [はい] に設定することはできません。

    注: 支払または回収で使用される通貨レートが、元取引に転記されている「過去のレート」と異なる場合は、残高調整取引と端数調整取引が生成され、必要な通貨値で支払または回収の仕訳が元取引に消込まれます。
    レート上書き

    多通貨環境では、このオプションによって、支払実行 (PYR) と 入金実行 (PYC) の際に取得される通貨換算レートを上書きできるかどうかが決まります。このオプションを [はい] に設定すると、支払と回収の際に [通貨レート上書き] フォームが表示され、通貨換算レートを修正できます。

    [元帳設定 (LES)] の [レート上書き] が [いいえ] に設定されている場合は、どの決済プロファイルでもこれを [はい] に設定することはできません。

    通貨選択

    多通貨環境において、このオプションは [通貨しきい値] タブと [他通貨] タブの通貨選択を参照します。これは、この決済プロファイルにおいて、通貨選択が取引通貨 (値 2) を参照するか、または第 4 通貨 (値 4) を参照するかを決定します。このオプションは支払通貨を定義しません。支払通貨は [支払通貨] オプションを使用して決められます。

    通貨レートタイプ

    通貨レートタイプを特定の決済プロファイルに対して使用することにより、決済プロファイルを使用して決済仕訳が転記されるときに、選択されている通貨レートを自動的に適用できます。通貨レートタイプが使用されるのは、[現在のレートで支払] に選択がある場合のみです。

    リストから通貨レートタイプを選択します。指定されていない場合は [標準] レートタイプが使用されます。

    仕入先で第 4 通貨を保持

    値 4 通貨コードが可変通貨として定義されている場合に、仕入先勘定科目に転記される支払取引行に値 4 通貨コードを含めるのかどうかを指定します。

    銀行で値 4 通貨を保持

    値 4 通貨コードが可変通貨として定義されている場合に、銀行勘定科目に転記される支払取引行に値 4 通貨コードを含めるのかどうかを指定します。

    注: ビジネスユニット設定の [第 4 通貨転記ルール] が [1-入力する場合にのみ存在] に設定されている場合にのみ、[支払行で値 4 を保持] オプションを変更できます。
  3. 変更内容を保存します。