システム生成支払を無効にする

[支払無効処理 (PYV)] を使用すると、 [支払実行 (PYR)] で生成された支払を選択してキャンセルまたは逆仕訳し、支払済み取引を未払の状態に戻すことができます。

注:  超過経費チェックを使用している場合は、予算を超える金額であっても、 [入金無効処理] は取引を転記します。
注:  [逆仕訳とコピー (JRC)] を使用して支払取引を逆仕訳することもできます。

支払取引を無効にする

支払を無効にするために、システムは、選択した支払に関連して作成されている割引、為替差損益、税金取引などのすべての支払取引を逆仕訳します。「支払実行で生成される転記」を参照してください。元の支払取引と逆仕訳取引の消込みマーカーは [訂正] に設定されます。 [支払無効処理] の消込みアクションが使用されている場合は、このアクションと関連付けられている [消込みコード] も取引に設定されます。「消込みコード」を参照してください。

元の取引を復元する

[支払無効処理] は、支払を無効にするだけでなく、支払済み取引の復元も行います。支払済みの取引は、再び支払対象として選択できるかどうかに応じて [未消込み] または [保留] の消込みマーカーが設定されます。

会計リンクが使用されている場合は、無効にする支払取引に取引間リンクが含まれると、同じリンク参照を持つ取引も復元されます。

支払取引から元帳分析をコピーする

決済方法が一括支払でなければ、無効取引を転記するときに、分析要素を含む取引を個別の逆仕訳取引として処理するかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。つまり、逆仕訳する支払取引に複数の異なる分析コードが含まれる場合、これらを個別の取引として逆仕訳することができます。この場合、無効にされる取引の各行は、逆仕訳される元の支払取引から分析コードをコピーして、支払取引に転記されている元帳分析を逆仕訳します。分析コードを個別の逆仕訳取引に含めるには [はい] をクリックし、元帳分析なしの無効取引行を 1 行作成するには [いいえ] をクリックします。

また、ビジネスルールを使用することにより、無効取引に分析コードを設定したり、妥当性検査したりできます。これを行うには、 [支払無効処理] の [機能コード] をチェックするイベントプロファイルを作成し、[00015 挿入] または [00016 システム生成取引の分析を検証] の [呼出ポイント] を定義します。

注:  元の支払取引に設定されていた分析コードに関係なく、ビジネスルールによって設定または妥当性検査される分析コードが優先されます。元のコードと異なる場合は、元のコードが上書き変更されます。これは、支払無効処理の後にビジネスルールが実行され、ビジネスルールによって無効取引の分析コードが設定されるためです。
注:  呼出ポイント 0015 または 0016 を使うビジネスルールの妥当性検査に取引が失敗すると、デフォルトでは取引レポートにエラーメッセージが表示されません。これは、SunSystems サンプルレポートに含まれていないためです。分析コードの妥当性検査に関するエラーを表示するには、該当する列を支払無効取引レポートに追加します。