顧客

顧客とは、商品やサービスの供給先となる組織の 1 つの地理的なサイトを表します。

顧客は SunSystems 全体で使用されます。SunSystems 受発注処理モジュールでは、顧客に関する見積書、受注オーダー、請求書を入力できます。財務モジュールでは、顧客は関連する債権/売掛金勘定科目または両建勘定科目にリンクされるため、間接的に使用されます。

顧客に関する静的情報の詳細は、すべて顧客 (CUS) で入力し管理します。

顧客に関する大量の情報を管理できますが、受発注処理モジュールを使用している場合は、これらの情報の一部のみが必要になります。あらかじめ定義された顧客詳細に加えて、顧客には最大 10 個の分析コードを割り当てることができます。これらの分析コードを使用して、その他の便利な情報を管理できます。たとえば、分析要素を作成して、顧客ごとに顧客の与信評価や販売エリアコードを記録できます。

注: 債権/売掛金勘定科目にも、最大 10 個の分析コードを割り当てることができ、これらは 10 の顧客分析コードとはまったく別に定義できます。

顧客を元帳勘定科目にリンクする

顧客は、財務元帳の 1 つの債権/売掛金または両建勘定科目にリンクされます。この勘定科目には、顧客に関する財務の転記内容がすべて保存されます。新しい顧客を追加するときは、勘定科目表のすべての詳細を入力することによって、関連する債権/売掛金勘定科目を同時に作成できます。

顧客と取引するには、顧客が勘定科目を保有している必要があります。この場合、顧客は独自の勘定科目を保有しているか、または請求先顧客コードを使用して勘定科目を保有する別の顧客にリンクされている必要があります。これにより、複数の顧客を同一の元帳勘定科目にリンクできます。この方法は、顧客が多数の場所またはサイトを保有していて、それらの 1 つだけが中心的な請求先ポイントとして利用される、マルチサイトの顧客に対して使用されます。

1 回限りの顧客

1 回限りの顧客に対しては、それぞれ個別の顧客レコードを作成する必要はありません。代わりに、1 回限りの顧客を 1 つ定義して、1 回限りの各々の顧客に関する請求を、すべてその顧客レコードに入力できます。単一支払方法を使用して、各取引 (請求) を個別に決済し、取引に対して顧客の住所を参照するように指示できます。

その他の顧客リンク

SunSystems 財務モジュールと受発注処理モジュールでは、顧客設定 (CUS) を使用して、顧客と関連情報との間にその他の多数のリンクを確立できます。顧客は次の情報にリンクできます。

  • 住所 (登録、リンク、納品先、請書、請求書)
  • 銀行口座詳細
  • 担当者
  • 標準通貨
  • 決済条件
  • 販売一括契約
  • 売上定義
  • 販売担当者
  • 倉庫