元帳インターフェイス転記詳細の設定

元帳インターフェイス (LIS) では、特定のタイプの仕訳インターフェイスに関する必要条件を定義します。これには、さまざまな転記オプションが含まれます。

元帳インターフェイス (LIS) で設定する元帳インポート処理オプションは、財務モジュールで元帳インポートによって仕訳を処理する際に適用されます。

注: [バッチ] 転記オプションを選択している場合は、元帳インポートで処理するバッチを選択するときに、 [元帳インポートランタイムパラメータ] フォームでオプションを上書き変更できます。
  1. 次の情報を指定します。
    転記タイプ

    受発注処理からの転記に使用できるのは次の値のみです。

    • [エラーがない場合は転記] - 妥当性検査ルールに合格する場合にのみ仕訳を転記します。エラーが見つかる場合は、転記詳細を訂正して 転記エラー抽出 (RFP) で再転記します。
    保留仕訳として転記
    仕訳を財務の保留仕訳として転記するには、このオプションを選択します。
    仮転記
    仕訳を仮転記として転記するには、このオプションを選択します。仕訳を正式取引として転記するには、このオプションを空欄にします。これは、財務モジュールで仮転記がオプションに設定されている場合のみ必要です。
    残高調整取引転記許可

    [なし]、[換算差異の生成]、[残高調整取引の生成] の 3 つオプションがあります。

    • [なし] - 差額はエラーとして処理され、仕訳は転記できません。
    • [換算差異の生成] - 通貨換算端数処理によって発生した差額に対して残高調整が生成されます。その他の差額はエラーとして処理され、仕訳は転記できません。残高調整取引は、調整される通貨値に応じて [ビジネスユニット設定] の [値 1]、[値 2]、[値 3]、[値 4] タブで指定している [残高調整勘定科目] に転記されます。ただし、端数処理の差額が、ビジネスユニット設定で通貨値に指定しているしきい値の範囲内であることが条件です。
    • [残高調整取引の生成] - 何らかの差額が検出されると、調整される通貨値に応じて、残高調整が [妥当性検査] タブの [エラー仮勘定科目]、[外貨勘定科目]、[レポート勘定科目] に転記されます。
    注: 差額が通貨換算の端数処理によるものだと判断されるには、仕訳が少なくとも 1 つの通貨値で一致している必要があります。
    基本仮勘定科目
    基本通貨で残高調整をする必要がある場合に、残高調整仕訳を転記する財務勘定科目。仮勘定科目、クローズされた勘定科目、メモ勘定科目は選択できません。仕訳取引の勘定科目コードが無効な場合は、この勘定科目が代用されます。
    取引仮勘定科目
    取引通貨の仕訳金額に差額があり、差額が丸め許容差を超える場合に、残高調整取引を転記する財務勘定科目コード。このオプションは、取引通貨がビジネスユニットに使用されている場合にだけ必要となります。仮勘定科目、クローズされた勘定科目、メモ勘定科目は選択できません。
    レポート仮勘定科目
    第 2 基本通貨またはレポート通貨仕訳に差額があり、差額が丸め許容差を超える場合に、残高調整取引を転記する財務勘定科目コード。このオプションは、第 2 基本通貨またはレポート通貨がビジネスユニットに使用されている場合にだけ必要となります。仮勘定科目、クローズされた勘定科目、メモ勘定科目は選択できません。
    残高調整転記基準

    仕訳行の金額が一致しなければならない追加の取引詳細を指定します。このオプションにより、通常の仕訳残高調整要件に加えて、追加レベルの残高調整が課されます。追加の残高調整条件を課さない場合は、[追加残高調整なし] を選択します。または、元帳分析 1 - 10、取引日、取引参照のいずれかのオプションを選択して、選択したフィールドの取引金額を一致させます。

    注: 転送オプションを使用して、受発注処理の元の取引から選択されたフィールド値を、取引日フィールドや取引参照フィールドに転送できます。これらのフィールドのいずれかによって仕訳を残高調整するように選択する場合は、転送オプションによって仕訳の残高調整が妨げられないように注意する必要があります。たとえば、[残高調整転記基準] オプションが [取引参照] に設定されている場合、転送オプションの 1 つによって、異なる取引参照値が 1 つの仕訳行に転送され、仕訳残高は調整されません。
    エラーのみレポート

    このオプションを設定すると、元帳インポートによって、フィールド値の代替データを含む取引または拒否された取引のみがレポートされます。すべての取引についてレポートするには、空欄にします。

    注: 元帳転記を処理するためにオンライン転記を使用し、元帳インターフェイス設定でレポートを指定していない場合は、元帳インポート時に標準のレポートが作成されます。このチェックボックスをオフにすることによって、この設定を解除できます。
    代替メッセージ抑制
    このオプションを選択すると、空欄の会計期や取引日などの、重要でない代替行が元帳インポートレポートから除外されます。
    転記レポート書式
    仕訳が財務に転記されると自動的に生成される、元帳インポート転記レポートに使用される書類書式。書類書式は、[書類書式] で定義しておく必要があります。
    予算超過許可
    このオプションを選択すると、どの予算チェック制御が設定されているかに関係なく、仕訳転記で元帳勘定科目の予算超過が許可されます。
    停止勘定科目に転記
    停止されている仮財務勘定科目への仕訳取引の転記が許可されます。
    仕訳番号メッセージ抑制
    元帳転記を生成するときに [エラーデータのみレポート] チェックボックスをオンにすると、仕訳番号と転記が正常に行われたことを示すメッセージが表示されます。仕訳番号を表示したくない場合は、このチェックボックスをオフにします。
  2. 変更内容を保存します。