仕入業務設定 (PBS) - 予算照合

  1. 次の情報を指定します。
    予算更新基準
    取引が入力されると、予算チェックではこのオプションによって予算の確認方法が決められます。[行ごとに更新] と [オーダーごとに更新] のオプションがあります。このオプションは発注オーダー (確定超過チェック) と発注請求書 (超過経費チェック) の両方に適用されます。
    確定ステージ
    これは予算チェックで使用し、発注オーダーで確定超過チェックを実行するステージを指定します。[オーダー確認済]、[オーダー入力済で未保留] のオプションがあります。取引が [オーダー入力] または [オーダー確認] で保留されている場合は、行がリリースされるまでステージが完了せず、照合が行われません。確定ステージで行の予算照合に失敗すると、妥当性検査エラーになり、行が確認されません。
    経費ステージ
    これは予算チェックで使用し、発注請求書で超過経費チェックを実行するステージを指定します。[請求書入力]、[請求書照合]、[請求書確認] のオプションがあります。発注請求書処理中、まずシステムによって仕入タイプの関連する設定が確認され、このステージが設定されているかどうかが調べられます。取引が保留されている場合は、行がリリースされるまでステージが完了せず、照合が行われません。確定ステージで行の予算照合に失敗すると、妥当性検査エラーになり、行が確認されません。
    超過経費チェック
    請求書が入力されると、予算チェックはこのボックスを確認して超過経費チェックを実行します。超過経費チェックを使用する場合は、請求書行の金額が勘定科目の残りの予算金額内であるか、超過経費の許容率または許容額の範囲内でなければなりません。
    経費チェックを使用するには、財務モジュールで予算金額を定義し、予算照合 (BCS) で予算照合機能を設定して照合対象となる予算勘定科目を指定する必要があります。
    許容差は、セキュリティコンソールまたはユーザーマネージャで管理する [各種権限] を使って、オペレータグループごとに設定を変更したり無視したりできます。承認を受けるには、取引は両方の許容差の範囲内でなければなりません。
    注: このチェックボックスをオンにして、許容差チェックを使用することをお勧めします。
  2. 予算照合を選択する場合は、適用する許容差を指定する必要があります。
    超過経費許容差 %
    [超過経費チェック] フィールドを選択する場合に、システムで適用する許容差のパーセンテージ。請求書行の金額は、このパーセンテージだけ予算を超過することができ、システムによってユーザーに警告メッセージが表示されますが、処理を続行できます。
    超過経費金額許容差
    [超過経費チェック] フィールドを選択する場合に、システムで適用する許容差の値。請求書行の金額は、この値だけ予算を超過することができ、システムによってユーザーに警告メッセージが表示されますが、処理を続行できます。
    確定超過チェック
    SunSystems 財務モジュールのライセンス登録をしている場合、このチェックボックスをオンにすると、発注オーダー入力時に超過経費チェックが実行されます。超過支払チェックを使用する場合のオーダー行金額は、既存の支払予約を考慮に入れた勘定科目の残りの予算内か、または超過支払の許容率または許容額の範囲内でなければなりません。

    確定超過チェックを使用するには、財務モジュールで予算金額を定義し、予算照合 (BCS) で予算照合機能を設定して照合対象となる予算勘定科目を指定する必要があります。

    注: このチェックボックスをオンにして、許容差チェックを使用することをお勧めします。
    注: 金額と率の両方の許容差が設定されている場合は、低い方の値が使用されます。
  3. 超過支払チェックを選択した場合は、適用する許容値を指定する必要があります。オーダーとオーダー行の両方が許容差範囲内でないと、許可されません。
    確定超過許容差 %
    [確定超過チェック] フィールドを選択する場合に、システムで適用する許容差のパーセンテージ。オーダー行金額は、この率だけ予算を超過することができ、その場合でも許可されます。
    確定超過許容値
    [確定超過チェック] フィールドを選択する場合に、システムで適用する許容差の値。オーダー行金額は、この金額分だけ予算を超過することができ、その場合でも許可されます。
  4. 変更内容を保存します。