セキュリティ問題とプリマノタ
オペレータグループの仮転記機能へのアクセス権は、セキュリティコンソールまたはユーザーマネージャのデータアクセスグループ、各種権限、機能権限を介して管理することができます。
ユーザー指定
特定のユーザーを、元帳順序 (LEQ) にアクセスして登録日を修正できるユーザーとして指定できます。同様に、特定のオペレータだけが各種許可を修正し、オープン会計期を制御するようにしなければなりません。
データアクセスグループ
セキュリティコンソールまたはユーザーマネージャで設定するデータアクセスグループを使用して、仮転記機能と正式転記機能の使用を制限できます。
たとえば、仕入部門で、仕入データ入力者と仕入部門管理者が仮取引を転記できるとします。部門管理者は、仕入仕訳入力の登録日変更を管理することができ、仕入データ入力者が使用できるオープン会計期を制限することもできます。入力担当者は、元帳入力 (LEN) へのアクセス権があるだけです。
販売部門でも同じような制御を設定できます。販売部門では、法定登録会計期の仕訳入力が終了していると考えられます。このため、仕入部門の入力が完了するのを待たずに、仕入部門とは別のオープン会計期を使用することがあります。仕入部門の処理が完了すると、販売部門が仕訳を次の登録会計期に計上していることに関係なく、法定レポートを実行できます。
このような方法で会計期の処理を行いたい場合は、元帳設定 (LES) の [オープン会計期] フィールドは柔軟に設定して、オペレータ許可の [オープン会計期] フィールドでその他のビジネス処理を制御することをお勧めします。
仮転記の修正
次の表は、仮転記に対して可能な修正を示しています。必須またはオプションの仮転記処理に関する情報が示されています。
元帳設定 (LES) での必須の仮転記設定
転記状況 | 元帳入力 | 個別消込み |
仮転記 | すべての詳細を修正できます。仕訳行は作成、修正、削除できます。 | 消込みマーカー、説明、期日、分析コードをすべて修正できます。分析要素 (AND) の [個別消込みで修正] フィールドを使用して、分析コードの変更を防止できます。 |
仮転記消込み済 | 詳細は修正できません | 消込みマーカー、説明、期日、分析コードをすべて修正できます。分析要素 (AND) の [個別消込みで修正] フィールドを使用して、分析コードの変更を防止できます。 |
正式転記 | 詳細は修正できません | 消込みマーカーのみを修正できます。 |
元帳設定 (LES) のオプションの仮転記設定
転記状況 | 元帳入力 | 個別消込み |
仮転記 | 詳細は修正できません |
仕訳行を作成、修正、削除できます。新規の取引参照を作成できます。 消込みマーカー、説明、期日、分析コードをすべて修正できます。分析要素 (AND) の [個別消込みで修正] フィールドを使用して、分析コードの変更を防止できます。 |
仮転記消込み済 | 詳細は修正できません | 消込みマーカー、説明、期日、分析コードをすべて修正できます。分析要素 (AND) の [個別消込みで修正] フィールドを使用して、分析コードの変更を防止できます。 |
正式転記 | 詳細は修正できません | 消込みマーカー、説明、期日、分析コードをすべて修正できます。分析要素 (AND) の [個別消込みで修正] フィールドを使用して、分析コードの変更を防止できます。 |