決済取引を通貨で選択

支払または回収の決済は、基本通貨、取引通貨、第 4 通貨の各通貨で実行できます。これは [元帳設定 (LES)] の [支払通貨] 設定によって決まります。

基本通貨以外のオプションを選択すると、通貨を基準にして債権/売掛勘定科目、債務/買掛勘定科目、両建勘定科目の未処理取引を選択できます。

決済に含める通貨または除外する通貨を決済プロファイルで制限することができます。最も単純な例では、すべての通貨を対象に含め、選択した通貨値で参照されている適切な通貨で支払を作成できます。たとえば [元帳設定 (LES)] の [支払通貨] で [取引通貨] が選択されている場合は、取引通貨のうちのいずれかで支払を作成できます。「決済プロファイルの設定」を参照してください。

1 つのプロファイルで最大 30 種類の通貨を指定または除外することができます。たとえば、持っている複数の銀行口座で、特定の通貨だけを使用するとします。この場合は、選択した決済勘定科目に対して通貨セットを指定する決済プロファイルを設定します。

また、決済プロファイルで指定されている通貨のうち最初の 13 種類に対して、それぞれ支払金額の範囲を設定することもできます。この範囲は、[金額しきい値] の [適用先] の設定に応じて、該当する通貨での支払対象として選択される勘定科目残高または個別の取引金額に適用されます。通貨の値範囲を設定しない場合は、基本通貨の [金額しきい値] フィールドで指定されている範囲が使用されます。

注:  [元帳設定 (LES)] の [支払通貨] を基本通貨以外のオプションに設定すると、基本通貨で入力されている取引は支払対象として選択されません。基本通貨だけの取引の支払を行うには、[支払通貨] フラグを [基本通貨] に設定して [支払実行] または [入金実行] を実行する必要があります。

通貨を決済勘定科目にリンクする

資金を管理しやすくするために、決済プロファイルで使用する決済勘定科目を指定できます。たとえば、米ドルでの支払を米ドルの銀行口座に結びつけることができます。

また、支払実行の合計額の限度額を設定することもできます。これは、決済プロファイルで行うか、または選択基準に [支払限度額] を追加します。これにより、 [支払実行] または [入金実行] を使用するときに、支払限度額を入力するように求められます。この支払限度額を超過すると、支払実行は中止され、支払は生成されません。