決済プロファイル
決済プロファイル (PYP) を使用して、支払実行 (PAY) の支払処理や入金実行 (PYC) の回収処理に含める取引の選択基準を定義します。
必要条件が非常に単純な場合は、支払実行の決済プロファイル 1 つと、入金実行の別のプロファイル 1 つだけが必要になることが考えられます。たとえば、プロファイルを使用して、単純に債務/買掛金、債権/売掛金、両建勘定科目で選択した日付までに支払うべきすべての取引を選択するだけの場合もあります。
ただし実際には、より複雑な選択基準で取引を選択する、複数の異なる決済プロファイルを作成します。支払を行う勘定科目と取引を厳密に選択できるように、決済プロファイルで多くのパラメータと選択基準を定義できます。これにより、キャッシュフローを管理し増大することができます。
たとえば、複数の通貨を定義し、これらすべての通貨で同じ銀行または銀行口座から支払/受取を行うようなプロファイルを作成できます。また、たとえば支払実行では、勘定科目の優先度に従って取引を選択するプロファイルを設定し、優先度が高、中、低の仕入先や顧客を選択することができます。
さまざまな決済プロファイルを定義するもう 1 つの利点は、特定のプロファイルで支払実行 (PYR) や入金実行 (PYC) を使用するときに、結果の支払ファイルにはプロファイルの一意のコードが付けられることです。
決済プロファイルを定義する際、実行時基準として使用する選択基準を最大 5 つ選択できます。たとえば、プロファイルで定義されている範囲を設定する代わりに、支払対象にする勘定科目の範囲を実行時に入力できます。
決済プロファイルは決済プロファイル (PYP) で定義します。支払実行 (PYR) と入金実行 (PYC) のプロファイルは、同じフォームを使用して定義します。ただし、このプロファイルを支払実行 (PYR) と入金実行 (PYC) のどちらに使用するかを指定するオプションがあります。