支払の実行時選択基準

決済プロファイルを定義するときに、実行時選択基準を 5 つまで選択できます。選択基準は、支払実行 (PYR) または入金実行 (PYC) を実行する際に表示され、実行する支払または回収の選択基準を調整できます。

たとえば仕入先/買掛金勘定科目範囲の支払を行う場合、どの勘定科目を使用するのかは、支払実行の準備が整うまでわかりません。決済プロファイルを設定し、勘定科目コードを実行時選択基準として選択できます。支払実行の実行時に、支払対象に含める勘定科目の範囲を入力するように求められます。

支払実行と入金調整実行で指定した実行時選択基準はシステムに保存され、それ以降にプロファイルが選択されると呼び出されます。

決済プロファイルの実行時選択基準を次の詳細から 5 つまで選択できます。

  • 勘定科目コード
  • 取引参照
  • 仕訳タイプ
  • 仕訳入力者
  • 支払限度額
  • 消込みマーカー
  • 勘定科目分析コード
  • 元帳取引分析コード

消込みマーカーを使用して取引を選択する

消込みマーカーを実行時選択基準として選択することによって、消込みマーカーを使用して支払実行と入金調整実行で取引を選択できます。これにより、実行時に消込みマーカーまたは消込みマーカー範囲を選択できます。「消込みマーカーを使用して支払対象取引を選択する」を参照してください。

注:  [決済プロファイル (PYP)] で [支払選択] に支払実行 (PYR) の [消込みマーカー] を選択する場合でも消込みマーカー範囲を入力できるようにするには、実行時選択基準として消込みマーカーを選択する必要があります。

決済オプションを使用する

決済基準オプションを使用して取引を選択するように指定することもできます。消込みマーカーと支払予定日に基づいて取引を選択できます。定義されている複数の選択オプションを使用することができ、実行時消込みマーカーを使用する必要はありません。

たとえば、支払基準に [強制] を選択すると、消込みマーカーが [強制] の取引だけが選択されます。支払基準に [期日] を選択すると、期日に基づいて取引が選択され、消込みマーカーが [強制] の取引が含められます。[保留]、0 - 9 の数字のマーカーの取引は除外されます。