金額のプリセット
[仕訳プリセット (JNP)] を使用して、取引通貨コード、通貨レート、通貨金額などの仕訳の通貨金額詳細をプリセットできます。
取引に入力できる、基本通貨値、取引通貨値、第 2 基本/レポート通貨値、メモ値、第 4 通貨値の 5 つの値をすべてプリセットできます。
ピボット通貨から別の通貨 (値 1/2/3) への換算に必要な通貨換算レートをすべてプリセットすることができます。必要な通貨レートは、値 1、2、3 のどの通貨をピボット通貨として定義しているかによって異なります。たとえば、基本通貨がピボット通貨の場合、[基本レート] フィールドのレートは常に 1.0000 であるため、このフィールドにレートを入力する必要はありません。
また、各通貨値に関して、実績の金額、パーセンテージ、比率のいずれかを [金額] フィールドに入力することもできます。これらの計算結果がレート許容差の範囲内になるように設定する必要があります。
プリセットでパーセンテージまたは割合を使用する場合、丸めによる差異をパーセンテージ/割合分割の最後の行に含めるには、+ 記号を最後のプリセット分割行に入力します。たとえば、1R+ または 33.33%+ とします。
パーセンテージを使用して金額をプリセットする
パーセンテージを入力すると、「基本行値 x パーセンテージ」で行金額が計算されます。パーセンテージは、5% のように「n%」の書式で入力します。パーセンテージの合計が 100 になる必要はありません。この機能を使用して予算金額を自動的に転記できます。
比率を使用して金額をプリセットする
比率もパーセンテージと同じように機能し、行金額は基本行の値から計算されます。ただし、次の 2 つの点で異なります。
- 比率を使って金額をプリセットする行は、すべて同じ基本行を参照する必要があります。
- 比率機能では、基本行の値の 100% が、比率の割合を指定している行に配分されます。
比率は、5R、12.6R のように「nR」 の書式で入力します 。
[借方]/[貸方] フィールドで適切なオプションを選択することにより、自動的に以下の金額を生成できます。
- 仕訳残高 - 仕訳の差額金額を計算します。
- 取引残高 - 仕訳内でこの取引参照を含む複数の仕訳行の貸借差額を計算します。
- 会計期残高 - この仕訳の、会計期間での差額金額を計算します。
- 取引残高と未転記 -取引差額金額と、すべての未転記行の正味差額を計算します。通常、これは比率とともに使用します。