各種権限 - 財務
財務モジュールに関連付けられる各種権限は [取引制限適用] と [エンティティ制限適用] の 2 つの部分に分けられます。どちらの部分も、勘定科目と仕訳タイプに割り当てられているデータアクセスグループが、このオペレータグループにどのように影響を与えるのかを定義します。
権限または制限は、 勘定科目表 (COA) と仕訳タイプ設定 (JNT) でデータアクセスグループ (DAG) を割り当てることによって、各勘定科目タイプと仕訳タイプに適用されます。
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次の情報を指定します。
- 制限適用 - 取引
- これらのオプションによって、このオペレータグループのメンバーが元帳取引の特定の勘定科目コードまたは仕訳タイプを入力したり、これらの勘定科目または仕訳タイプで転記されている取引をレポート/照会したりする際に権限が必要になるのかどうかが決まります。必要に応じて次のオプションを設定し、制限を適用します。
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[勘定科目 - 入力/インポート]
このオペレータグループが元帳入力 (LEN)、元帳インポート (LIM)、個別消込み (ACA)、支払実行 (PYR) で元帳取引の勘定科目コードを入力する際に、データアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[勘定科目 - レポート/照会]
このオペレータグループが取引の照会またはレポートを行う際に、勘定科目に関連付けられているデータアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[仕訳タイプ - 入力/インポート]
このオペレータグループが元帳入力 (LEN)、元帳インポート (LIM)、個別消込み (ACA)、支払実行 (PYR) で元帳取引の仕訳タイプを入力する際に、データアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[仕訳タイプ - レポート/照会]
このオペレータグループが取引の照会またはレポートを行う際に、仕訳タイプに関連付けられているデータアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[勘定科目 - 入力/インポート]
- 制限適用 - 静的データ管理
- このオプションによって、このオペレータグループのメンバーが勘定科目または仕訳タイプの詳細を表示し管理する際に権限が必要になるのかどうかが決まります。必要に応じて次のオプションを設定し、制限を適用します。
[更新] には制限を適用して [照会] には制限を適用しないように設定できます。ただし、この逆はできません。[照会] に制限を適用する場合は、[更新] にも制限を適用する必要があります。これは、静的データレコードを表示してからでないと、データを修正できないからです。たとえば勘定科目コードを更新するには、まず勘定科目表 (COA) で勘定科目にアクセスして表示する必要があります。このため、勘定科目を表示する権限を制限すると、勘定科目を更新する権限も制限されます。
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[勘定科目 - 更新]
このオペレータグループが勘定科目表 (COA) の勘定科目詳細を更新する際に、データアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[勘定科目 - 表示]
このオペレータグループが、勘定科目表 (COA) 機能のように勘定科目コードの選択を求められる機能で勘定科目のリストを照会する際に、勘定科目に関連付けられているデータアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[仕訳タイプ - 更新]
このオペレータグループが仕訳タイプ設定 (JNT) の仕訳タイプ詳細を更新する際に、データアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[仕訳タイプ - 表示]
このオペレータグループが、仕訳タイプ設定 (JNT) のように仕訳タイプの選択を求められる機能で仕訳タイプのリストを照会する際に、仕訳タイプに関連付けられているデータアクセスグループの制限を適用するのか無視するのかを定義します。
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[勘定科目 - 更新]
- 他のユーザーが作成した保留仕訳と仮仕訳の表示/修正
- このオペレータグループのユーザーに他のユーザーが保留または仮転記した仕訳の表示と修正を許可するには、このオプションをオンにします。機密情報が含まれている保留仕訳または仮仕訳がある場合は、このオプションをオフにすると、このグループのユーザーは他のユーザーが作成した保留仕訳と仮仕訳にアクセスできません。
- 変更内容を保存します。