日計表

[日計表] は、その名前が示すとおり毎日実行して、その日に転記されたすべての取引を印刷するためのものです。

日計表レポートは、レポート作成ツールを使用してデザインすることができ、必要に応じてユーザー独自の日計表書式をデザインできます。

取引は、主に入力日または取引日によって採番されます。レポートの最後には、日付ごと、ページごとの合計や、年度内累計をそれぞれ表示できます。

仮取引に日計表を使用する

[日計表 (DYL)] では、仮取引についてレポートできます。これは特にイタリアのユーザーにとって重要です。イタリアの税制では、取引を承認して正式取引に転換する前に、仮取引として転記しなければならないと定められています。「イタリア会計の概要」を参照してください。

仮転記の詳細については、「仮取引」を参照してください。

[確定指示] オプションを使用して [日計表] を実行すると、仮転記は正式転記に変更されます。

[確定指示] オプションを設定してレポートを生成する場合、 [日計表] にはレポートの順に連続したページ番号を表示することができます。「連続した日計表のページ番号を設定する」を参照してください。

日計表順序番号を割り当てる

[確定指示] オプションを設定して [日計表] を生成する場合、日計表に印刷される取引に 7 桁の日計表順序番号を適用できます。日計表順序番号の要件は、 [元帳順序設定 (LEQ)] [日計表設定 (DYB)] で定義します。

各取引に割り当てられる日計表順序番号は、 [元帳設定 (LES)] で指定されている日計分析要素の取引に保存されます。既に取引に順序番号が適用されていれば、新しい番号は割り当てられません。日計表順序番号を割り当てる方法の詳細については、「日計表順序番号を割り当てる」を参照してください。

日計表を変更する

[日計表設定 (DYB)] を使用して、 [日計表] で取引を採番する方法と、日計表順序番号を取引に割り当てる方法を決めることができます。ここでの選択は [日計表] の実行時に反映されます。

日計表を印刷して、一覧の順序で日付が欠落していないか確認し、必要に応じて一覧を再印刷できます。

[日計表設定 (DYB)] の設定を使用して、特定範囲の仕訳タイプと勘定科目を日計表から除外することもできます。

確定指示

日計表の確定指示の生成により、次の処理が行われます。

  • 取引に日計表順序番号を割り当てる
  • 日計表に表示される仮取引を正式取引として転記する
  • [日計表設定 (DYB)] の [最終取引日] フィールドを更新する
  • 一覧に 連続したページ番号 を挿入し、番号ストリームを更新する
  • [元帳設定 (LES)] の [オープン日付] をオプションで修正する