使用可能な決済書類
SunSystems 財務モジュールには、小切手や送金通知書用の定義済み決済書類が用意されています。これらは SunSystems (SRS) [レポートデザイナ] を使用して書式設定されており、ユーザーの必要要件に合わせてカスタマイズすることができます。また、 [レポートデザイナ] を使用して、ユーザー独自の決済書類を新しく作成することもできます。
レポート実行可能ファイル (.srdl) を識別し、印刷要求オプションとデフォルト設定を定義するには、決済書類ごとに書類書式が必要です。次の書類書式は、定義済みの決済書類を識別します。
定義済みの決済書類 | 書類書式 | 一括決済書類書式 |
小切手付き送金票 | APD3 | APD-S3 |
送金票と銀行ファイル | APD4 |
これらの書類書式では SRS サンプルレポートが使用されますが、自社の要件や用紙設定などに合うように、 [レポートデザイナ] を使って独自のレポートをデザインすることをお勧めします。SRS サンプルレポートの書式を基にすることができます。
書類書式を使用して、[小切手]、[銀行]、[その他] の [決済方法] で支払を実行する際に決済書類を印刷できます。
単一支払書類書式は、[単一支払] の [決済方法]で支払実行を行う際に使用できます。この決済方法を使用して、その他の支払を実行できます。一括決済書類では、各取引の説明フィールドから受取人の氏名が取得されます。「決済方法の使用方法」を参照してください。
一括決済では、各勘定科目に対してではなく、支払で選択される各取引に対して個別の決済データが作成されます。
送金通知書詳細
定義済みの標準送金通知書には、仕入先または顧客の名前と住所、ユーザーの組織名と住所、勘定科目コードと勘定科目名、送金日が通知書上部に印刷されます。その下に、支払に含められる取引が一覧表示されます。各取引の取引日、取引参照、説明、貸借金額が印刷されます。最後に合計支払金額が印刷されます。
支払が取引通貨で生成された場合、送金通知書には取引通貨金額が印刷され、支払合計の隣に通貨が印刷されます。同じ勘定科目について支払が別の通貨で生成された場合、通貨ごとに個別の送金通知書が印刷されます。
個別送金票/小切手
小切手と送金通知を分けたい場合は、 [レポートデザイナ] を使って、FPPD1.srdl サンプルレポートに基づいた別々のレポート書式を作成します。さらに、小切手だけに使用するものと、送金通知だけに使用するものの、2 つの書式書式を作成する必要があります。
まず、最初の新しい書類書式を使用して [決済書類(PYD)] を実行し、送金票を印刷します。これによって、 [支払実行 (PYR)] で支払対象になるすべての勘定科目の送金通知票が印刷されます。支払対象として選択された取引の結果、貸借差額がゼロまたはマイナスになる勘定科目の送金票も含められます。
送金票を印刷したら、小切手を印刷します。2 つ目の新しい書類書式を選択し、[再印刷] オプションと [最終印刷] オプションを選択して [決済書類 (PYD)] を実行します。
複合送金票/小切手
切り離し小切手の付いた送金票用紙を使用する場合、デフォルトの SunSystems 小切手/送金票複合書式では、該当する送金票の下に小切手が印刷されます。勘定科目がゼロまたは借方残高の場合、小切手部分に「無効」の文字が印刷されます。
送金票が複数ページに及ぶ場合は、最後の小切手以外のすべての小切手に「無効」の文字が印刷されます。「無効」と印刷された小切手と、プリンタの用紙設定テスト用に使用された小切手は、破棄してください。
小切手の詳細
デフォルトの決済書類で生成される小切手では、サンプルの小切手レイアウトが使用されます。このレイアウトでは、支払日 (書類日付) と仕入先の名前が順に印刷されます。その後に小切手金額が文字表記で印刷され、続けて数字でも印刷されます。
小切手番号などの決済書類参照番号を印刷する場合、この番号は金額行の下の別の行に表示されます。
小切手金額が値として印刷される場合、セキュリティのため、**43,511.65** のように数値の前後にアスタリスクが印刷されます。
小切手に金額を文字表記で印刷するには、金額を次に示す各位の数に換算し、各位の数が小切手用紙にヘッダーとして印刷されているものとします。
- 一億
- 千万
- 百万
- 十万
- 万
- 千
- 百
- 十
- 一
- 小数
小数は数字で印刷されますが、それ以外の位に適用される金額は、それぞれ文字表記で印刷されます。
たとえば 43511.65 の値は「零 零 零 四 三 五 一 一.65」と印刷されます。