取引照合
取引を元帳に入力しないで勘定科目の取引を消込むには、 [取引照合 (TRM)] を使用します。取引照合は、ユーザーが指定した基準に基づいて消込み処理を自動化します。
[取引照合] は、 [個別消込み (ACA)] と、 [元帳入力] のオンライン消込み機能に似ています。取引照合では、取引を消込みまたは照合できるだけでなく、 [消込み/照合処理] を自動化することができます。
勘定科目タイプと勘定科目コード範囲を入力すると、指定された別の基準に基づいて、勘定科目ごとに基準に一致する借方取引と貸方取引が選択され、照合されます。照合処理中に、決済割引、決済割引にかかる税金、通貨換算差益と差損取引を生成することができます。
取引と照合基準を選択する
照合対象の取引は、取引分析コード、通貨コード、取引参照、消込みマーカー別に選択できます。
照合基準を 3 つまで選択することができます。照合基準には、取引選択と同じオプションを使用できます。3 つの照合基準を指定する場合は、3 つの取引値がすべて一致しないと取引は照合されません。
割引
債権/売掛金、債務/買掛金、両建勘定科目を照合する場合、 [取引照合] は、決済割引転記と決済割引にかかる税金転記を自動的に生成します。割引を転記する転記先の勘定科目と割引許容限度は、ユーザーが指定できます。割引が許容限度を超えると、取引は照合されません。「取引照合で割引を適用する」を参照してください。
通貨取引を照合する
取引は、基本通貨または取引通貨のいずれの金額でも照合できます。また、メモ金額で照合することもできます。
取引通貨金額で照合する場合は、照合基準の 1 つとして通貨コードを入力する必要があります。取引通貨金額で照合すると、通貨差益/差損を生成することができます。「取引通貨の照合」を参照してください。
取引を転記してレポートする
消込みを転記するか、レポート出力だけ行うのかを選択できます。転記する場合は、消込み取引に勘定科目固有の消込み参照が割り当てられます。
選択基準を満たしているにもかかわらず [取引照合] 実行後も未照合のままの取引をレポートできます。すべての未照合取引、未照合借方、未照合貸方をレポートするか、またはレポートを出力しないようにすることもできます。照合済取引をレポートすることもできます。