コントロールデスク抽出結果の表示と操作
コントロールデスクを使用して、選択したデータ項目を抽出し表示できます。一部のコントロールデスクは、データ項目を印刷機能などの SunSystems の別の機能に渡すことができます。
コントロールデスクで抽出を実行すると、選択したデータ項目がコントロールデスクで指定される表示フォームに表示されます。表示されるフォームのタイプは、コントロールデスクによって抽出されるデータのタイプによって異なります。たとえば、財務の一般的な照会機能を実行するときに抽出する取引は、財務勘定科目照会コントロールデスクに表示されます。
コントロールデスクフィルタの定義内容に応じて、抽出データに次のアクションを実行できます。
- 選択した列でデータの表示順序を並べ替えます。
- フィルタで集計の詳細が設定されている場合は、データを縮小して上位の集計レベルにまとめることができます。または、表示されているデータが既に集計されている場合は、そのデータを展開して、集計前の詳細フォーマットで表示できます。
- ドリルアソシエーションデザイナで機能に設定されているドリルアソシエーションに応じて、表示されている選択行に関連付けられている詳細にドリルダウンします。
- データ項目を選択して、別のバッチ処理に渡します。
コントロールデスクでの抽出結果は、いつでも更新したり印刷したりできます。
結果を縮小または展開して表示する
コントロールデスクの [縮小] コマンドと [展開] コマンドは、次の場合に限って使用できます。
- 使用しているフィルタが、抽出されたデータの集計を行い、展開コマンドと縮小コマンドをサポートしている場合
- 抽出データがグリッドフォームに表示されている場合
抽出データは、最初は詳細フォームまたは集計フォームに表示されます。これは、フィルタデザイナで集計レベルとして選択されている並べ替えレベルによって決まります。
データを集計/縮小する
データが詳細フォームで表示されている場合は、次のいずれかの方法でデータを集計することが可能です。
- [すべて縮小] アクションによって、すべての詳細を次の集計レベルにまとめる
- 集計対象の個々の行を強調表示して、[縮小] アクションを選択する
集計された行は、グリッドの最初の列に表示されるプラス記号「+」によって示されます。複数の集計レベルは、複数のプラス記号「+」によって示されます。1 つのグリッドに対して最大 4 つの集計 (縮小) レベルを実行できます。
データを詳細表示/展開する
集計されたデータは、次のいずれかの方法で展開できます。
- [すべて展開] アクションによって、すべてのデータを次の下位の集計レベルに展開する
- 展開する個々の行を強調表示して [展開] アクションを選択する
展開表示または縮小表示についての詳細は、「照会結果フォームを使用する」を参照してください。
データを並べ替える
コントロールデスクの結果がグリッドフォームに表示されている場合は、[並べ替え] アクションを使用してデータを並べ替えることができます。
データを並べ替えるには、並べ替える列を選択してから [アクション] メニューの [並べ替え] オプション (使用可能な場合) を選択します。データは、選択した順序で、最も詳しいレベルで再表示されます。
複数の列の並べ替えを選択した場合、データの並べ替え順序は、列を選択した順序によって決まります。
結果のドリル処理
ドリルダウン機能を使用して、フィールドをダブルクリックすることにより、選択した情報の詳細を照会できます。
たとえば、特定の勘定科目に転記された仕訳行を表示する場合は、仕訳番号についてドリルダウンを行い、その仕訳全体を表示できます。
フィールドをダブルクリックしたときに、ドリルアソシエーションがデータに関連付けられていない場合は、必要なドリルアソシエーションの選択が求められます。
データ入力オプションへのリンク
コントロールデスクには、コントロールデスクによって抽出されたデータのタイプに対応する入力機能に直接リンクした、特定のアクションを含めることができます。たとえば、コントロールデスクで受注オーダーの詳細を抽出する場合、そのアクションは受注オーダー入力にリンクします。
このオプションを使用するには、特定のデータ項目を強調表示してから [入力] アクションを選択します。