税金レポートのビジネスルールを設定する

税金レポートにはビジネスルールを定義する必要があります。ルールで税金の記号を設定し、税金レポートで総計、正味、税金取引を区別できます。ビジネスルールでは、勘定科目表内の総計用勘定科目、正味金額勘定科目、税金勘定科目を指定する必要があります。

注: この手順で使用する勘定科目コードは、PK1 デモビジネスユニットの勘定科目コードを参照しています。

税金レポート機能のイベントプロファイルを作成する必要があります。このプロファイルに対して、各取引の総計/正味/税金記号を指定された勘定科目範囲の総計/正味/税金に設定するルールセットを定義します。

勘定科目コード範囲 設定記号
64001 - 64999 (債権勘定科目) 総計
10000 - 19999 (収入勘定科目) 正味
94000 - 94999 (税金勘定科目) 税金

イベントプロファイルの作成

  1. イベントプロファイル (EVP) を選択します。
  2. 新規イベントプロファイルコードを入力して [OK] をクリックし、新規プロファイルを作成します。
  3. 説明を入力して [OK] をクリックします。
  4. [詳細] をクリックして条件詳細を表示します。
  5. [作成] をクリックします。
  6. 次の条件フィールド詳細を入力して、「IF 機能コード = 税金レポート」文を定義します。情報を確定するには、各フィールドを入力した後に [Enter] キーを押すか [OK] をクリックします。
    コマンド データ項目フィールド オペレータ 日付または値項目
    IF を選択します。 ルール共通フィールド階層から [機能コード] を選択します。 = を選択します。 データディクショナリ検索の [財務] オプションから [税金レポート] を選択します。
  7. [作成] をクリックして新規条件を追加します。
  8. 次の条件を入力して、「IF 呼出ポイント = セッション開始」文を定義します。
    コマンド データ項目フィールド オペレータ 日付または値項目
    IF を選択します。 ルール共通フィールド階層から [呼出ポイント] を選択します。 = を選択します。 使用可能なオプションから [セッション開始] を選択します。

    これでイベントプロファイルには、ウィンドウ下部に次の文が含まれます。

    IF 機能コード = 税金レポート

    IF 呼出ポイント = セッション開始

  9. [終了] をクリックして、イベントプロファイルヘッダー詳細に戻ります。
  10. 再び [終了] をクリックして、フォームを終了します。

イベントプロファイルのルールセットを定義する

注: 決定カウンタの値を正しい列に入力して、ルールアクションを適切に設定してください。
  1. ルールセット (RST) を選択します。
  2. 上記の手順で定義した新規イベントプロファイルコードを選択します。
  3. 新規ルールセットコードを入力し、[OK] をクリックして、イベントプロファイルの新規ルールセットを作成します。
  4. ルールセットの説明を入力して [OK] をクリックします。
  5. [詳細] をクリックしてルールセット詳細を表示します。
  6. [作成] をクリックします。
  7. 次の詳細を入力して、総計用勘定科目を識別する条件を定義します。各フィールドを入力した後に [Enter] キーを押すか [OK] をクリックしてください。これらの条件は決定列 1 に適用されます。決定列で実行されるアクション (例: 税金記号を総計に設定) は後の手順 10 (i) で定義します。
    注: 次の手順で引用される勘定科目コードは、PK1 デモビジネスユニットの勘定科目コードです。この手順を適宜変更して、勘定科目表の総計用勘定科目、正味金額勘定科目、税金勘定科目を指定する必要があります。
    1. 範囲内の最初の総計用勘定科目コードを指定し、[作成] をクリックします。
      コマンド 値 1 演算子 値 2 決定列
      IF を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [勘定科目コード] を選択します。
      注: このフィールドを選択するか、または [元帳入力] の [仕訳行詳細] テーブルで別のフィールドを選択できます。
      >= を選択します。 [64000] を入力します。 最初の決定列に [Y] を入力します。
    2. 範囲内の最後の総計用勘定科目コードを指定し、[作成] をクリックします。
      コマンド 値 1 演算子 値 2 決定列
      IF を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [勘定科目コード] を選択します。 <= を選択します。 [65000] を入力します。 最初の決定列に [Y] を入力します。
  8. 次の詳細を入力して、正味勘定科目を識別する条件を定義します。これらの条件は決定列 2 に適用されます。決定列で実行されるアクション (例: 税金記号を正味に設定) は後の手順 10 (ii) で定義します。
    1. 最初の設定文の前にこの条件を挿入するには、範囲内の最初の正味金額勘定科目コードを指定し、[挿入] をクリックします。
      コマンド 値 1 演算子 値 2 決定列
      IF を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [勘定科目コード] を選択します。 >= を選択します。 [10000] を入力します。 2 番目の決定列に [Y] を入力します。
    2. 範囲内の最後の正味金額勘定科目コードを指定し、[挿入] をクリックします。
      コマンド 値 1 演算子 値 2 決定列
      IF を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [勘定科目コード] を選択します。 <= を選択します。 [19999] を入力します。 2 番目の決定列に [Y] を入力します。
  9. 次の詳細を入力して、税金勘定科目を識別する条件を定義します。これらの条件は決定列 3 に適用されます。決定列で実行されるアクション (例: 税金記号を税金に設定) は後の手順 10 (iii) で定義します。
    1. 最初の設定文の前にこの条件を挿入するには、範囲内の最初の税金勘定科目コードを指定し、[挿入] をクリックします。
      コマンド 値 1 演算子 値 2 決定列
      IF を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [勘定科目コード] を選択します。 >= を選択します。 [94000] を入力します。 3 番目の決定列に [Y] を入力します。
    2. 範囲内の最後の税金勘定科目コードを指定し、[挿入] をクリックします。
      コマンド 値 1 演算子 値 2 決定列
      IF を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから 勘定科目コード を選択します。 <= を選択します。 [94999] を入力します。 3 番目の決定列に [Y] を入力します。
  10. 次のコマンドを入力して、総計/正味/税金勘定科目の税金記号を設定します。勘定科目の異なるタイプは、上記の決定列によって識別されます。
    1. 次のようにコマンドを入力して税金勘定科目に税金記号を設定し、[作成] をクリックします。
      コマンド 値 1 値 2 決定列
      [設定] を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [総計/正味/税金] を選択します。 [00001 正味] を選択します。 最初の決定列に [X] を入力します。
    2. 次のようにコマンドを入力して正味勘定科目に税金記号を設定し、[作成] をクリックします。
      コマンド 値 1 値 2 決定列
      [設定] を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [総計/正味/税金] を選択します。 [00002 正味] を設定します。 2 番目の決定列に [X] を入力します。
    3. 次のようにコマンドを入力して税金勘定科目に税金記号を設定し、[作成] をクリックします。
      コマンド 値 1 値 2 決定列
      [設定] を選択します。 [機能データ階層] のインターフェイステーブルオプションから [総計/正味/税金] を選択します。 [00003 税金] を選択します。 3 番目の決定列に [X] を入力します。
  11. [終了] をクリックしてコマンドを承認し、ルールセットヘッダー詳細に戻ります。
  12. [終了] をクリックして、フォームを終了します。

すべてのルールセットコマンドの追加が完了すると、ウィンドウ下部のグリッドは次のようになります。

コマンド 値 1 ルール演算子 値 2 ルールアクション 1 ルールアクション 2 ルールアクション 3
IF 勘定科目コード >= 64000 Y    
IF 勘定科目コード <= 64999 Y    
IF 勘定科目コード >= 10000   Y  
IF 勘定科目コード <= 19999   Y  
IF 勘定科目コード >= 94000     Y
IF 勘定科目コード <= 94999     Y
設定 総計/正味/税金   総額 X    
設定 総計/正味/税金   正味   X  
設定 総計/正味/税金   税金     X