ビジネスルール使用時

ビジネスルールを使用すると、選択した SunSystems 機能に関する標準の SunSystems 妥当性検査と処理ルールを拡張することができます。このトピックでは、ビジネスルールによって組織の必要条件を満たすことができるかどうかを判断する指針を示します。

選択した 1 つの機能だけにビジネスルールを適用する

ビジネスルールは次の財務または受発注処理モジュールと多数の静的データ機能に適用できます。

財務機能:

  • 元帳入力
  • 元帳インポート
  • 個別消込み
  • オンライン消込み
  • 税金レポート
  • 調整マネージャ

受発注処理機能:

  • 発注オーダー入力
  • 受注オーダー入力
  • 発注請求書入力
  • 在庫移動オーダー入力
  • 自動消込み
  • 在庫受領書入力
注: ビジネスルールは、機能が手動で使用される場合や転送デスクによって開始される場合に、システム機能に適用されます。

ビジネスルールは、選択したシステム機能で使用できるデータ項目のみを参照できます。

ビジネスルールは、SunSystems データ項目と、選択したシステム機能に関連するデータ項目のみを参照できます。ビジネスルールでは、次の 2 つのタイプのデータ項目を参照できます。

  • 選択した機能で入力または更新される取引に保存されるデータ項目または再定義データ項目
  • 処理する取引に保存されている静的データコードから取得される関連静的データ項目
注: ビジネスルールでは外部の取引やデータ項目を直接参照することはできませんが、呼出コマンドによって COBOL プログラムを実行して外部データにアクセスし、情報を使用してさまざまな SunSystems データ項目を設定できます。

ビジネスルールは SunSystems 内で入力または保存されたデータにのみ適用されます。

通常、SunSystems からデータを抽出するためにビジネスルールを使用することはできません。また、SunSystems レポート機能や抽出機能とともに使用することはできません。

次に例外を示します。

  • 税金レポート機能を制御するためにビジネスルールが使用される場合。
  • 調整マネージャでビジネスルールを使用して、取引を照合する場合。
  • ビジネスルールによって外部の COBOL プログラムを呼び出し、データを抽出する場合。

ビジネスルールの結果は、常に標準の SunSystems 妥当性検査と監査ルールに従う必要があります。

選択された SunSystems 機能に存在する監査制御や妥当性検査制御に反するビジネスルールを使用することはできません。ビジネスルールを使用して設定するデータ項目値はすべて妥当性検査され、選択されたデータ項目のみを設定できます。