ビジネスルール最適化のためのヒント
ビジネスルールのパフォーマンスは、以下の点によって改善できます。
- どうしても必要な場合以外は、再定義データ項目設定を使用しない。
- ルールセットではなく、イベントプロファイルに呼出ポイントを含める。
- パフォーマンスを最適化するために、イベントプロファイルの数を最小限にする。可能であれば、各機能のすべてのアクションと呼出ポイントを 1 つのルールセットにまとめる。
- サイズの小さい元帳インポートペイロードを数多く処理する場合は、「元帳入力」と「元帳インポート」をまとめた機能に対してではなく、「元帳インポート」機能にイベントプロファイルを使用することによって、パフォーマンスを最適化できます。これにより、受発注処理モジュールからのオンライン元帳転記のパフォーマンスも向上します。「元帳インポート」にイベントプロファイルを使用しない場合は、「元帳入力」用のイベントプロファイルで同じルールを別途設定する必要があります。
注: 「元帳入力」と「元帳インポート」を合わせた機能にビジネスルールを設定すると、「元帳入力」のデータディクショナリ階層に対してルールが設定されます。これらのビジネスルールが元帳インポートで使用されると、システムはインポートされるペイロードごとに元帳入力階層フォーマットから元帳インポート階層フォーマットにルールを変換しなければなりません。このため、処理するペイロードが増えると、オーバーヘッドが大きくなります。これは、元帳インポート処理を使って仕訳を元帳に転記する受発注処理モジュールの転記にもあてはまります。オンライン転記設定を使用している場合は、元帳に転記される取引ごとに変換が行われます。
- ルールセットの OR 条件ではなく、ルールデータセットを使用してください。複数のルールセットで条件が使用される場合もメンテナンスが簡単になります。
- パフォーマンス向上のためには、ルールセットの決定列を空欄にしないでください。[Y] に設定されていない場合は [N] を指定します。ただし、同じルールセットの他の条件の結果によって処理が決まる場合など、ルールセットの論理が損なわれる場合は、空欄ボックスを [N] にしないでください。