決済条件
決済条件を使用して、取引の支払を決済するときに適用できる日付、割引、書類、費用を制御します。たとえば、決済条件を使用して各請求書の支払予定日を計算できます。
多数の異なる決済条件セットを作成して、それぞれを決済条件コードで区別できます。
決済条件グループにスケジュール決済コードを割り当てることにより、取引入力時に、特定の取引をスケジュール期日に従って分割できます。
さらに顧客 (CUS) または仕入先 (SUS) を使用して、決済条件セットを顧客や仕入先に割り当てることができます。決済条件は、顧客や仕入先の取引に関する標準決済の内訳を自動的に計算する際に使用されます。
仕訳取引に関する決済条件の指定方法については、「決済条件を仕訳取引にリンクする」を参照してください。
決済条件は、決済条件設定 (PYT) の決済条件ヘッダーと条件詳細の 2 つの部分で定義します。
- 決済条件ヘッダーは決済条件を識別するもので、全般的な決済詳細が含まれます。
- それぞれの決済条件詳細によって、選択した決済詳細の使用方法や計算方法が決まります。たとえば、決済条件詳細によって支払予定日の計算方法を決めることができます。または、最初の割引日を決めて、使用可能な割引率を指定することもできます。さらに、使用可能な書類日付の
1 つを債務追跡状に割り当てて、その債務追跡状が必要な場合に作成される日時を計算することもできます。
注: 決済条件の詳細を変更する場合は、決済条件 (PYU) を使用して、既存の取引に適用されている決済条件を変更できます。
決済条件によって指定可能な取引詳細
決済条件を使用して、次の支払関連の取引日や関連する比率を定義できます。
- 支払予定日
- 割引日 1 と割引レート (%)
- 割引日 2 と割引レート
- 利息日と利息レート
- 遅延決済日と遅延決済費用
「決済条件を使用して日付を計算する」を参照してください。
決済条件を使用して、各取引に使用できる最大 4 つのオプションの書類日付の用途を決めることもできます。これらの書類日付を使用して、取引に適用される作成済みの書類 (債務追跡状や報告書など) を指定できます。「決済条件を使用して書類を管理する」を参照してください。