カスタム入力フォームの使用

ほとんどのプロンプトメッセージ(受信者からの応答を必要とするメッセージ)については、[質問] フィールドと [選択] フィールドを使用して受信者の応答を集めることができます。場合によっては、より具体的または詳細な応答を集める必要があることもあります。カスタムフォームを使用して受信者の応答を集める必要があることもあります。

プロンプトメッセージにカスタム入力フォームを使用するには、以下の手順に従います。

  1. カスタム入力フォームを作成します。

    フォームを最初から作成することをお勧めします。

    受信者が選択を意思表示できるように、ボタンまたは他のデバイスを含めます。

    イベントハンドラフォームを使用し、これらのボタンの機能を定義します。受信者の選択肢に戻るには、フォームのボタンのそれぞれがイベントを生成する必要があります(たとえば、2 つのハンドラによる「受入」 )。最初のハンドラは、区分が「値の設定」であり、変数 StdVote を投票結果の位置番号(たとえば、1、または 2、または 3)に設定します。2 つ目のハンドラは、イベント StdFormExitOk を生成します。受信者が投票しないで終了できるようなボタンを含める必要もあります。このボタンは、イベント StdFormExitCancel を生成する単一ハンドラで、イベント(たとえば、「キャンセル」)を生成します

  2. 関連情報の表示に必要な可能性のある表示フィールドを含めます。

    コンポーネント内でイベント変数を表示するには、イベント変数を、イベント変数にちなんで命名されたフォーム変数にバインドします。例えば、イベント変数「Row.CoNum」を表示するには、編集区分のコンポーネントを作成し、その [データソースバインディング] 属性を「variables.Row.CoNum」に設定します。実行時に、コンポーネントは、そのイベント変数の [変数アクセス] 設定([非表示]、[読み取り専用]、[書き込み可能]、または [必須])に応じて、自動的に表示、有効化、および/または修飾されます。

    プロンプトメッセージに含まれた他の情報を表示するには、以下のフォーム変数にコンポーネントもバインドできます。

    • StdFrom
    • StdTo
    • StdSubject
    • StdMessage
    • StdSent
    • StdCC
    • StdQuestion
    • StdResponseDate
    • StdExpiresAfter
    • StdExpired
    • StdRead
    • StdVote(現在のメッセージの SelectedChoice プロパティに設定するか、メッセージが期限切れの場合は [-1] に設定する)

    このカスタムフォームを使用して、データ値の収集や計算、その他必要な作業を行えます。StdInboxPayloadInitCompleted イベントにハンドラを追加することによって、上記のフォーム変数に依存する初期化を実行することができます。

  3. プロンプト実行区分のイベント実行を作成します。
  4. [イベント実行] フォームの [パラメタの編集] をクリックして、 [イベント実行プロンプト] フォームを開きます。
  5. [入力フォーム] フィールドで、作成したカスタム入力フォームの名前を指定します。
  6. 必要に応じて、残りのプロンプト実行を設定します。

これによく似た詳細な実用的なシナリオについては、 『Guide to the Application Event System』 の「付録 A:シナリオ見本」を参照してください。

注:  [ユーザ] フォームの一部のユーザには、 [外部プロンプトの送信] チェックボックスが選択されていることがあります。その場合は、プロンプトの E-mail の本文に注記を含め、このアプリケーションにログインして要求されたデータを入力したり、カスタムフォームで必要とされる操作を行うよう、ユーザに指示する必要があります。
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