イベント実行コンテキストの表示

システムメッセージを受信者に送信するイベントハンドラを作成する際、イベントが生成されるレコードを、そのフォームのコンテキストでメッセージ受信者が使用できるようにしたい場合があります。

例:購買オーダが作成されるたびに購買管理者への承認要求を生成するイベントハンドラを設定するとします。購買管理者が実際の要求を見やすくするために、管理者が [受信箱] フォームの [コンテキスト表示] ボタンを押すだけで済むようにメッセージを設定することができます。このボタンをクリックすると、 [購買オーダ] フォームが開き、新しい購買オーダレコードが自動的に表示されます。

注:  以下の手順は、通知またはプロンプト実行を行う場合のみ、 [イベント実行通知] フォームと [イベント実行プロンプト] フォームで実行できます。

関連レコードをコンテキストで表示するようシステムメッセージを設定するには、以下の手順に従います。

  1. 通知またはプロンプト実行区分のイベント実行を作成します。
  2. [イベント実行] フォームの [パラメタの編集] ボタンをクリックして、 [イベント実行通知] フォームまたは [イベント実行プロンプト] フォームを開きます。
  3. [フィルタフォーム] をクリックします。
  4. [イベント実行式エディタ] フォームを使用して、FILTERFORM 関数を選択し、その引数としてフォームの名前を指定します。次に [OK] をクリックします。

    この引数は、受信者が[コンテキスト表示]ボタンをクリックすると開くようにするフォームを指定します。

    このパラメタは、受信者がメッセージを表示すると[コンテキスト表示]ボタンを有効にします。

  5. [フィルタ指定] をクリックします。
  6. [イベント実行式エディタ] フォームを使用して、FILTER 関数を選択し、そのフォームが開いたときにフィルタを行うプロパティを指定します。

    この式は、通常以下のような形になります。

    FILTER(SUBSTITUTE("propertyName = {0}", FP("propertyName")))

    このステートメントによって、システムはイベントハンドラをトリガした特定のレコードを渡します。

  7. 必要に応じて、残りの通知/プロンプト実行を設定します。
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