アプリケーションメッセージの構成

メッセージは、メッセージが呼び出された場合に、さまざまなパラメタの値が採用され、動的に使用されるような方法で作成することができます。これは、メッセージが呼び出された場合に、またランタイムの値がそのパラメタに置換された場合に評価される置換パラメタを使用することで実行できます。

置換パラメタは、メッセージテキストに(&)記号とそれに続く英数字で示されます。

以下は、置換パラメータに使用できる値のソースです。

  • 行キャプション
  • カラムまたはプロパティキャプション
  • カラムまたはプロパティ値(リテラルまたは変数)
  • カラムまたはプロパティ値キャプション(フォム上の 1 つまたは複数のコンボボックスコンポーネントのドロップダウンリストに表示される翻訳可能なキャプション)

置換パラメタでメッセージを作成する際、メッセージを呼び出すコードに置換の正しい数値が含まれていることを確認してください。

ランタイムでメッセージを呼び出すには、メッセージを呼び出したい場所で式をコードに挿入します。式は「メッセージ」パラメタ関数を使用する必要があります。

例えば、メッセージ [E=NoExistForIs5] には英語の値があります。「&2 が &3 である &1 は、 [&5: &6] [&7: &8] [&9: &A] [&B: &C] [&D: &E] がある &4 には存在しません。」

このメッセージは、以下のパラメタを必要とします。

  • &1 – 行キャプション
  • &2 – カラムまたはプロパティキャプション
  • &3 – カラムまたはプロパティ値
  • &4 – 行キャプション
  • &5 – カラムまたはプロパティキャプション
  • &6 – カラムまたはプロパティ値
  • &7 – カラムまたはプロパティキャプション
  • &8 – カラムまたはプロパティ値
  • &9 – カラムまたはプロパティキャプション
  • &A – カラムまたはプロパティ値
  • &B – カラムまたはプロパティキャプション
  • &C – カラムまたはプロパティ値
  • &D – カラムまたはプロパティキャプション
  • &E – カラムまたはプロパティ値

このメッセージの呼出例は以下のようになります。


MESSAGE("E=NoExistforIs5", "@serial", "@serial.ser_num", V(SerNum)
    , "@item"
    , "@serial.whse", V(Whse)
    , "@serial.item", V(Item)
    , "@serial.loc", V(Loc)
    , "@serial.lot", V(Lot)
    , "@rsvd_inv.import_doc_id", V(ImportDocId)
    )

実行時に評価されて、以下のような文字列になる場合があります。

以下のようなアイテムの S/N が S/N1234 であるシリアル番号は存在しません。[倉庫:MAIN] and [アイテム:BK-27000-0007] and [場所:STOCK] and [ロット:LOT00012345] and [インポート文書 ID:DocId000123456]

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