照会フォームの主要条件

照会フォームの[追加条件]タブでは、マルチビューフォームに関連付けられた主要条件フィールドに対する照会条件を指定できます。一般に、これらのフィールドにはフォームで最も一般的な検索条件のうちの 2 つまたは 3 つのみが示されます。たとえば顧客に関する情報を維持するためのフォームでは、主要条件フィールドに顧客 ID 番号や顧客名が含まれる場合があります。

また[追加条件]タブにも同じフィールドが一覧表示されます。つまり、主要条件フィールドの照会条件はいずれのタブでも指定できます。

主要条件は、データにフィルタを適用する対象の選択フィールドの演算子とそのフィールドの値で構成されます。デフォルトで、全ての主要条件の比較演算子は like であり、値は空白になります。これらの設定を使用すると、全てのレコードは一致するとみなされます。結果セットは、フォームのフィールドに値が入力されていないときにフィルタを実行する場合の結果セットと同じになります。

主要条件はブール値 AND によって自動的に結合されます。つまり、レコードは、全ての条件と一致した場合にのみデータベースから取得されます。

例:

主に自転車店と取引をする会社を所有していると想定します。[名称] フィールドに [bi] が含まれている全てのレコードを取得します。そうすれば、「bike」または「bicycle」のいずれかを含む全てのレコードを表示するコレクションを取得できます。[主要条件] タブで、この式を指定します。

[Name LIKE *bi*]

[名前] が [主要条件] タブで一覧表示されているフィールドでは、[LIKE] が選択した演算子で、[*bi*] が指定した値となります。

値 [*bi*] により、結果は[名称]フィールドに「bi」が含まれるレコードだけに限定されます。ワイルドカード文字([*])は、検索値「bi」の前後に来る文字の、他の全ての組み合わせと一致します。照会を行うと、名称フィールドに「Bicycle Center」および「Terry's Bike Shop」を含むレコードが返されることになります。ここで指定した値が大文字と小文字を区別しないことを記憶します。

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