出力パラメータ

以下のパラメータで、レポートストアまたはファイルシステムに保存するレポートの名前と宛先を指定します。デフォルトのパスは [レポートマネージャ (RMA)] で定義します。

  • ストア出力 - storeOutput

    レポートをレポートストアに保存するのかを指定します。

  • 出力ファイル名 - outputFileName

    ファイルシステムに保存または出力する場合のレポート名

  • 出力説明 - outputDescription

    レポートストアで表示するレポートの説明。バーストレポートのランタイム値が必要な場合は、値を保存する別のパラメータを定義し、この式で参照します。

  • 出力パス - outputPath

    storeOutput パラメータを選択する場合にレポートを保存するレポートストアフォルダ

  • ファイルシステムに出力 - outputToFileSystem

    レポートをファイルシステムに保存するのかを指定します。このパラメータは、[ファイルシステムに出力] を [True] に設定すると作成されます。

  • ファイルシステムパス - fileSystemPath

    outputToFileSystem パラメータを選択するときのレポート出力先となるルートフォルダとパス。このパラメータは、[ファイルシステムに出力] を [True] に設定すると作成されます。ルートパスは FileSystem: のフォーマットで表示され、ルートフォルダのパスが追加されます。

    注: 管理者は、レポートを保存できるように、システムフォルダのオペレーティングシステム権限をユーザーに付与する必要があります。
  • XSL 変換の実行 – runXSLTRansformation

    関連付けられている xsl ファイルに基づいてレポートを変換するかどうかを指定します。XSL 変換ファイルレポートプロパティに値を設定すると、このパラメータが作成されます。

  • タイムスタンプ - timeStamp

    レポート実行日時を出力するパラメータ

  • 式の使用

    パス、ファイル名、説明をシステム変数および他のレポートパラメータに基づいた式として定義できます。また、デフォルトの出力名を修正する方法で、タイムスタンプの接尾辞を抑制することもできます。設計時に出力パラメータをシステム出力変数、レポートパラメータ、または固定値に基づいた式に定義できます。

    式を定義するには、パラメータを選択し、条件タイプを [式] に設定します。デフォルト値が適切な値に設定されます。たとえば、出力パスは $MyOutput で、その値はレポートマネージャ (RMA) で定義します。

    [デフォルト値] を変更するには、パスまたは式を手動で入力します。値を入力しないと、デフォルトのレポートストアが使用されます。

    出力変数は、先頭に $ 記号があるフィールドから選択します。ただし、特殊フィールドからパラメータを選択する場合は、先頭記号が @ です。たとえば $BusinessUnit/Invoices/@AccountCode と入力する場合、[PK1/Invoices/64001] が出力されます。

  • 特殊フィールド

    以下で定義するシステム出力変数はすべて $ の接頭辞を付けることにより、同じ名前の標準パラメータと区別します。ユーザー定義の変数はレポートマネージャ (RMA) で設定します。レポートストアパス、ファイルシステムパス、変換出力パスごとに複数定義できます。

    [fx] アイコンをクリックして式ビルダを開くと、オプションは次のように制限されます。

    • [出力変数] は出力パラメータに基づいて EXT1 で定義します。
    • Parameters
      • 出力変数

        使用可能な変数のリスト

        • $<OutputPath>

          レポートマネージャの [ツール] で定義しているフォルダパス。オプションで、変数に OutputPath 変数の 1 つの名前を使用できます。

        • $TimeStamp

          TimeStamp 変数には、標準の Visual Basic フォーマット構文のフォーマットパラメータを使用できます。例: $TimeStamp("yyyyMMddhhmmssfff")フォーマットが定義されていない場合はデフォルトが適用されます。

  • ランタイムパラメータ入力

    出力パラメータを実行時に表示できます。次の項目以外の変数を変更できます。

    • ファイルシステムルートパス
    • $KeyValue
    • $BatchId
    • データドリブンパラメータ (例: @Account)

    たとえば、$MyReports を /My Reports に変更します。

    出力パラメータを変更する方法がいつくかあります。例:

    • デフォルト出力パス $BusinessUnit を [/PK1] に変更する。
    • デフォルト出力パス $MyReports を[ /My Reports] に変更する。
    • デフォルト出力説明 $ReportDescription-EnterMonthHere を [Account Listing - EnterMonthHere] に変更する。
      注: これらのパラメータ式は実行時に入力できますが、管理者がパスと名前を事前に定義して設計時にパラメータを固定または非表示にすることができます。
  • ランタイム出力

    スペースを含む値式は、値に含まれるスペースを考慮して実行時に解決されます。

    バーストレポートの場合、パラメータのデータドリブン値が出力パラメータ―式で使用されます。最初にバーストなしでレポートを実行する場合は、最初に入力したパラメータ範囲が使用されます。

    ランタイム値にならない変数は無視されます。たとえば、変数が /Invoices $BusinessUnit/$KeyValue に設定されている場合の出力は [/Invoice PK1/] です。

    無効な式はスペースで置換されます (パス式の / を除く)。

  • スケジュールレポート

    スケジュールのパラメータを定義する際に、他のレポート実行と同様に出力パラメータを変更できます。

  • リンクレポート

    リンクレポート作成時または実行時にパラメータを定義するときに、通常のレポート実行と同様に出力パラメータを変更できます。

  • 変換出力

    レポートを変換する場合、出力ファイルパスは fileSystemPath パラメータ値から決められます。空欄の場合は [変換出力] のデフォルトとして定義されているパスが使用されます。変換された出力ファイル名は outputFileName パラメータ値で決まります。

  • 出力変数をレポートに追加

    特殊フィールドをレポート本文に含める場合は、出力変数を [特殊フィールド] からレポートにドラッグアンドドロップするか、右クリックしてラベルまたはフィールド値を挿入します。[出力変数] はすべての式で使用できます。