商品原価

商品原価は次の目的で使用します。

  • 導入時の当初原価を使用する
  • 必要に応じて、標準原価または定義済平均原価を入力、修正、表示する
  • 最終原価または加重平均原価を表示する
  • ユーザー定義原価を入力する
注: 原価は、通貨、原価タイプ、最多 9 つの原価分析の組み合わせによって保持できるため、ユーザーのニーズに合ったフォームを定義する必要があります。SunSystems に含まれるサンプルフォームでは対応できない場合があります。
  1. [商品マスタ] の [アクション] メニューから [商品原価] を選択します。
  2. 次の情報を指定します。
    商品コードと商品説明
    これらのフィールドは、商品マスタで現在開いている商品レコードから自動的に入力されます。
    原価タイプコードと短縮ヘッダー
    商品原価、輸送費、保険費、配達費などの原価タイプ。原価タイプは、在庫原価タイプ (ICT) で設定しておく必要があります。
    通貨コード
    原価を保持する通貨のコード
    通貨タイプ
    多通貨機能を使用している場合に設定します。
    在庫原価計算設定の選択内容に応じて、基本通貨、レポート通貨、取引通貨のすべてまたは一部の通貨で原価を保持できます。このフィールドは、原価が基本通貨またはレポート通貨ではなく取引通貨で保持されているかどうかを示します。取引通貨は、[通貨コード] フィールドで指定します。
    基本通貨またはレポート通貨で保持される原価は、すべての商品入庫に反映されます。これは、すべての取引に基本通貨値またはレポート通貨値が含まれるためです。取引通貨で保持される原価は、取引通貨で購入した入庫にのみ反映されます。
    注: 基本通貨またはレポート通貨を取引通貨として使用して入庫を入力すると、2 つの原価が取引通貨で保持されます。たとえば、レポート通貨が米ドルで、取引通貨として [米ドル] を使って入庫を入力する場合は、すべての入庫の現在値を米ドルで報告する米ドル原価 (レポート金額) と、米ドルで購入された入庫の現在値のみを記録する米ドル原価 (取引金額) の 2 つの原価が保持されます。通常、これら 2 つの金額は異なります。
    原価分析 ID
    原価が適用される原価分析。最大 9 つの原価分析を設定できます。
    原価組み合わせを使用しない場合、このフィールドはデフォルトで [なし] に設定されます。
    標準原価
    標準原価
    定義済平均原価
    今後のバージョンで使用します。
    加重平均原価
    加重平均原価
    最終実際原価
    最終実際原価
  3. ユーザー定義原価は、ユーザー定義在庫原価 (IUC) を使用して事前に設定されている商品にのみ適用できます。[商品原価設定] の [アクション] メニューから [商品ユーザー定義原価] を選択します。
  4. 次の情報を指定します。
    商品コード
    説明
    原価タイプコード
    通貨コード
    取引通貨
    原価分析
    これらのフィールドは、商品マスタで現在開いている商品レコードから自動的に入力されます。
    ユーザー定義原価定義コードと短縮ヘッダー
    使用するユーザー定義原価コードを指定します。
    会計期
    ユーザー定義原価が適用される会計期を指定します。原価は、異なる会計期に対して設定できます。たとえば、会計期 10/200X ではユーザー定義原価 100 GBP を設定し、会計期 11/200X では 120 GBP に設定します。このフィールドはオプションです。在庫再評価などのモジュールで使用されます。
    商品ユーザー定義値
    指定した通貨、原価タイプ、原価分析の組み合わせに対する商品のユーザー定義原価
    日付
    ユーザー定義原価には、原価が設定された日付や最後に修正された日付などの日付を関連付けることができます。このフィールドはオプションです。
  5. 変更内容を保存します。