再構成処理から除外されるデータ
取引行で指定される勘定科目または分析コードに対して予算照合が定義されていない取引は、再構成処理から除外されます。
受発注処理モジュールでは、仕入業務設定 (PBS) で定義される予算照合ステージを完了していない発注オーダーまたは発注請求書は、再構成処理から除外されます。たとえば保留されている発注オーダーと請求書は除外されます。
財務元帳の保留仕訳は、再構成処理に含められません。
システムによって生成される仕訳 (仕訳タイプ SYSTM) は、すべて予算照合機能から発生するものであるため、予算再構成処理から除外されます。
また、元帳クリアダウン (LCL) によってアーカイブされた過去の取引も再構成処理で使用されません。ただし、クリアダウンによって元帳に転記される集計残高は使用されます。
確定元帳のデータは、再構成処理の対象になりません。
まだ処理されていない受発注処理の元帳バッチ転記 (BPL) は、予算残高再構成から除外されます。これは、発注請求書テーブルの確認済みの発注請求書が、実績元帳の元帳取引として未だ存在しない場合があることを意味します。このような場合は、予算残高テーブルの経費金額が実績元帳と一致しない可能性があります。このため、予算残高再構成を処理する前に、受発注処理の元帳バッチ転記を実行することをお勧めします。
まだ処理されていない元帳インポートファイルは、再評価処理の対象になりません。これには受発注処理からのエラーバッチ転記も含まれ、これらも予算残高再構成処理の前に処理することをお勧めします。
予算残高テーブルの以前のデータは、再構成処理の対象になりません。また、発注オーダーと発注請求書の消費済予算テーブルの以前のデータも対象になりません。